後立山テント泊縦走(扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳〜白馬鑓温泉〜猿倉)

2019年09月27日(金) 〜 2019年09月29日(日)

• GPS: 22:43
• 距離: 32.1km
• 登り: 3,731m
• 下り: 3,943m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:34

11:03 扇沢駅
11:16 11:23 柏原新道登山口
12:00 12:02 ケルン（柏原新道）
12:07 12:08 駅見岬
12:40 12:41 水平岬
13:01 13:02 富士見坂
13:29 13:29 種池山荘
14:11 14:26 爺ヶ岳南峰
14:39 14:43 爺ヶ岳中峰
14:56 14:57 爺ヶ岳北峰
15:15 15:15 冷乗越
15:36 15:46 冷池山荘
16:37 冷池山荘テント場

2日目

• 山行: 11:22
• 休憩: 1:07
• 合計: 12:29

3:13 冷池山荘テント場
3:45 3:45 布引山
4:19 4:22 鹿島槍ヶ岳
5:38 5:42 八峰キレット
5:51 5:57 八峰キレット小屋
6:51 6:52 北尾根ノ頭
8:05 8:11 五竜岳
8:39 8:46 五竜山荘
8:49 8:49 遠見尾根分岐
9:24 9:24 大黒岳
10:15 10:16 牛首
10:27 10:37 唐松岳頂上山荘
10:50 10:55 唐松岳
11:23 11:23 不帰嶮（不帰二峰南峰）
11:34 11:46 不帰嶮（不帰二峰北峰）
12:12 12:13 不帰嶮（不帰一峰）
12:26 12:29 不帰キレット
13:11 13:13 天狗ノ大下り
14:08 14:10 天狗山荘
14:30 14:34 鑓温泉分岐
14:51 14:51 大出原
15:42 白馬鑓温泉小屋

3日目

• 山行: 2:46
• 休憩: 0:09
• 合計: 2:55

6:33 白馬鑓温泉小屋
6:49 6:52 鑓沢
7:06 7:06 崩沢
7:10 7:12 杓子沢
7:27 7:28 サンジロ(三白平)
7:59 8:01 小日向のコル（1824m）
8:35 8:36 中山沢
8:47 8:47 猿倉台地（1502m）
9:03 9:03 水芭蕉平
9:28 猿倉荘

天候

27 無風快晴の登山日和
28、29 曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き 信濃大町駅から扇沢までバス
帰り 猿倉から白馬駅までバス

コース状況／危険箇所等

扇沢〜冷池山荘・・・柏原新道は噂通り歩きやすかったです。
八峰キレット・・・キレット核心部より周辺の方が危険な気が。
不帰キレット・・・大キレットは滑落＝即死ですが、こちらは大怪我といったところでしょうか。滑落より不安定な足場が多いので、他の方が引き起こす落石の方が要注意です。高い所が平気なら三点支持をしっかりすれば問題ありません。
行程が長いので、集中力を切らさないことが大切。
白馬鑓温泉へのルート・・・岩が滑りやすい。はっきり言ってキレット2つよりヒヤリハットの瞬間がありました。

写真

9/27 11:04

信濃大町10:30発扇沢には11：00着

9/27 11:05

扇沢から登山口まで徒歩で少し戻ります

9/27 11:09

少しじゃなかった。だいぶ戻ります

9/27 11:15

巨大な堰堤

9/27 11:16

登山口到着

9/27 11:23

登山口に登山計画書のポストがあり、こちらで提出します

9/27 11:37

噂通り歩きやすい道。非常に整備されてます。

9/27 11:47

八ツ見ベンチ

9/27 11:59

視界が開けてきた

9/27 12:13

駅見岬。駅というのは扇沢のことでしょうか。

9/27 12:15

小屋が見える。種池山荘かな。

9/27 12:46

稜線の紅葉が見頃

9/27 12:47

良い名ですね

9/27 12:49

9/27 13:01

落石注意

9/27 13:11

富士見坂。富士が見えるの？と思ったけど見えませんでした

9/27 13:14

雲があるからかな

9/27 13:24

稜線かな

9/27 13:26

種池山荘が見えてきた

9/27 13:30

山荘前から

9/27 13:33

爺ヶ岳

9/27 13:35

良いね

9/27 13:40

剱岳

9/27 13:47

鹿島槍ヶ岳が綺麗に見えました。この日だけは。

9/27 13:50

9/27 13:57

遠くに槍ヶ岳

9/27 14:14

爺ヶ岳山頂

9/27 14:27

南峰って書いてあったからあれが北峰かな

9/27 14:34

冷池山荘のテント場は小屋から離れてる

9/27 14:39

北峰と思ったら中峰でした。ピーク2つじゃなくて3つだったんですね

9/27 14:41

右手前が爺ヶ岳の北峰らしい。もう満喫したので巻きます

9/27 15:13

冷池山荘と鹿島槍ヶ岳

9/27 15:16

小屋もすごい場所に建ってますね。断崖絶壁だし

9/27 15:25

冷池山荘到着。テン泊の受付を済ませます。

9/27 15:37

テント設営前にかけつけ1杯

9/27 15:54

冷池山荘のテント場。眺めが良い、携帯がつながる(au)、スタッフが親切、生ビールが飲めると良いことづくめ。また来たいなー

9/28 3:30

2日目は長丁場なので3時過ぎに出発。今日は曇りのち雨予報でしたが、麓の夜景が見えます。視界は悪くない。

9/28 4:18

鹿島槍ヶ岳（南峰）山頂到着。当然に視界なし

9/28 4:27

こりゃ難易度高いですね。慎重に。

9/28 4:47

鹿島槍ヶ岳 北峰への分岐。行っても真っ暗だし巻くことにします。鹿島槍ヶ岳、良いお山でした。再訪します。

9/28 4:53

真っ暗な岩山を下りるとか、我ながら物好きだな

9/28 5:01

真っ暗＋霧だから矢印がないとただの崖にしか見えません。ありがたい。

9/28 5:08

ようやく空が白んできた

9/28 5:22

五竜岳は雲に覆われちゃってるな

9/28 5:28

八峰キレットの手前で夜が明けるのは予定通り。とはいえ鎖場が夜露に濡れてて危険。慎重に。

9/28 5:32

ここがキレットですか

9/28 5:40

確かに地形はキレットかもしれないけど、大キレットに比べれば問題なく通れます。

9/28 5:42

ここは確かに危険ですね。

9/28 5:43

全体像こんな感じです 高いとこが平気ならそれ程でもないです。

9/28 5:53

八峰キレット小屋着

9/28 5:55

9/28 6:02

来た道を振り返る。鹿島槍とキレット方面。

9/28 6:07

ひどいガレ場。簡単に落石を引き起こせそう。

9/28 6:16

キレットよりここの方が危険な気が

9/28 6:19

山頂だけ視界ない皮肉

9/28 6:24

五竜岳 でけえ

9/28 6:37

雨予報でしたがここまで降られなかったのはありがたい

9/28 6:43

天使のハシゴだ

9/28 6:49

北尾根の頭

9/28 7:09

ザレ場

9/28 7:20

とうとうガスってしまった

9/28 7:29

ひたすら岩

9/28 7:30

この場所の方が危険。飛騨泣きみたい

9/28 7:36

鹿島槍ヶ岳は山頂見える。いまいる人はラッキー

9/28 7:40

五竜岳の登り

9/28 7:48

見た目ほど危険ではない

9/28 8:04

五竜岳山頂への分岐から最後の登り

9/28 8:08

五竜岳山頂。今日で百名山完登という方が記念撮影していました。山頂にいる全員で拍手でお祝いしました。

9/28 8:23

五竜山荘へ下ります。

9/28 8:25

やっぱり下の方が展望がある

9/28 8:27

9/28 8:37

五竜山荘着。ここでも百名山完登の方が記念撮影していました。五竜岳残すの流行ってんすか

9/28 8:38

水補給

9/28 8:46

草紅葉はこれから

9/28 8:47

小屋の斜面側にテント場があります。

9/28 8:50

次は唐松岳

9/28 8:53

綺麗。でもライチョウいないなー

9/28 8:55

気持ちの良い尾根道

9/28 8:58

ガスの纏い方が幻想的

9/28 9:05

よく見るとライチョウいます

9/28 9:09

9/28 9:24

大黒岳

9/28 9:27

9/28 9:47

だそうです

9/28 10:10

ライチョウ！

9/28 10:12

牛首の鎖場

9/28 10:18

小屋だ。霧が濃くて直前まで分からなかった。概ね予定通りの時間で到着できました。時間オーバーであればここで停滞も考えましたが進むことにします。

9/28 10:26

ここからさらに長丁場なので早めの昼飯を

9/28 10:39

いざ唐松岳へ

9/28 10:45

ガッスガス

9/28 10:50

山頂到着。真っ白で何も見えず。デスヨネー。

9/28 10:53

また来るからいいさ

9/28 11:09

ライチョウ2羽。つがいか兄弟か

9/28 11:11

ここにも

9/28 11:12

このライチョウは風格が凄い。ボスですか。

9/28 11:23

不帰2峰 南峰

9/28 11:32

ヤバそうな見た目

9/28 11:34

北峰。この稜線はきっちり全部ピーク踏まされます。巻道が欲しい・・

9/28 11:36

これまたすごいルートで

9/28 11:39

9/28 11:42

今日イチヤバかった

9/28 11:54

見るからにヤバい！危険度でいったらルート上最高レベルかも

9/28 12:01

なんとか無事通過

9/28 12:11

不帰一峰の頭

9/28 12:12

キッツいルートですがライチョウに癒される。

9/28 12:22

天気が天気なのでライチョウ多い

9/28 12:27

不帰キレットの核心部はそれと気づかずに通過。正直もっとやばい場所はいくらでもありました。

9/28 12:51

めっちゃ登り

9/28 13:10

不帰もこれで終盤。気分的には1年分の岩山を1日で登りました

9/28 13:44

天狗の頭

9/28 13:57

姿は見えないけどライチョウの声がする

9/28 14:06

ライチョウが同時に5羽もいる。今日は結局20羽以上見ることができました。

9/28 14:07

天狗山荘は改装中。テント泊の受付だけはしているそうです。1張確認しました。

9/28 14:08

なんとか通過できた。ここまでも概ね時間通り。

9/28 14:10

雪渓？

9/28 14:26

さっきから西風の物凄い暴風雨です。体感温度は1桁。グローブはしてるけど指先の感覚が嫌な感じ。このままだと凍傷の恐れが。

9/28 14:31

やっと鑓温泉への分岐。あのまま長時間吹きさらされると低体温症の危険がありました。ギリギリ助かった

9/28 14:42

ここにもライチョウ。過酷な天候、過酷なルートでしたがライチョウのお陰で頑張れました。感謝。

9/28 14:54

やっぱり下の方が視界があるんですね。

9/28 15:13

稜線を見上げると完全に雲の中。

9/28 15:15

稜線上は強烈な西風でしたが、こちらは東斜面なので風はピタリとやみました。一転して涸沢みたいな穏やかな景色に。

9/28 15:23

最後まで鎖場があって油断できない(油断して危なかった

9/28 15:40

小屋が見えてきました。

9/28 15:47

テント泊の受付。今日は荒天の中12時間の長丁場。早速温泉入りました。凍傷と低体温症になるとこだったので生き返りました。2時間くらい入ってようやく温まってきた。

9/29 5:19

3日目の朝。起きて即温泉。温泉は24時間入浴可。キャンプ場で朝起きて即温泉に入れることの贅沢さよ

9/29 5:22

今日は朝から雨予報でしたが今のところ降られず、日の出が見えそうです。

9/29 5:39

まさかのご来光

9/29 5:47

9/29 6:27

温泉とキャンプ場。改めて見ると凄い立地ですね。

9/29 6:31

足湯もあります。

9/29 6:35

猿倉方面に下山します。

9/29 6:49

晴れ間が見える

9/29 6:53

当初の予定では稜線を登り返して白馬岳を縦走予定でしたが、さすがにやめときます。山頂はたぶん昨日みたいな大荒れでしょうね。

9/29 6:59

遠くに四阿山と浅間山

9/29 7:09

これが下山ルートなのか？

9/29 7:14

稜線は厚い雲に覆われてますね。

9/29 7:49

中央の沢筋の右上部に白馬鑓温泉小屋。凄い場所にあるなー

9/29 8:02

草紅葉が綺麗

9/29 8:04

9/29 9:18

登山道終了。ここから猿倉まで20分ほどの林道歩き。

9/29 9:56

猿倉からバスで白馬まで帰ります。予定通り行程こなせて満足です。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

もりぞう

後立山の縦走と白馬鑓温泉の入浴を組み合わせた贅沢プランです。
テント泊だったのと夜行バスが確保できなかった関係で、初日は扇沢を11時過ぎに出発。この場合初日はどうしても冷池山荘泊まりになり、翌日を白馬鑓温泉に到着するためには未明から出発する必要が。
1日で鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳を縦走。その間に八峰と不帰の2大キレットを通過するという岩山欲張りフルコース。
雨で鎖も岩も濡れてるので難易度さらに上がり、1年分の岩登りを味わった気分です。
コースタイム18時間を12時間で通過。概ね予定通りでした。岩場より後半の暴風雨による低体温症の方が命の危険を感じました。
白馬鑓の温泉は冷え切った身体には非常にありがたかったです。24時間入浴可なので5回くらい入りました。
最終日には再度稜線に登り返して白馬岳〜栂池まで縦走予定でしたが悪天候なのは分かってたので無理せず次回に取っておきます。