初めての北アルプス 穂高連峰縦走 単独編
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,118m
- 下り
- 2,116m
コースタイム
5:55涸沢(125分)南稜テラス(15分)北穂高岳北峰(60分)最低コル(60分)涸沢岳(10分)穂高岳山荘11:15
4:20穂高岳山荘(35分)奥穂高岳(55分)紀美子平(20分)前穂高岳(20分)紀美子平(85分)岳沢ヒュッテ跡(95分)上高地11:05
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢までは道標も整備されており、山小屋も1〜2時間置きにあるので初心者でも歩きやすい。 北穂、奥穂への道は初心者だけでは危険であろう。出来ることなら経験豊富な人と行くのが望ましい。 涸沢より上に行く場合シーズン真っ只中の場合ヘルメットの着用を推奨したい。私が登っている時間は早めの時間で登山者は少なく人為的落石の危険度はほとんどなかったが、小屋泊まりや6時以降に出発するテント泊の場合、非常に危険である。 穂高岳山荘のテント場からハシゴ場を眺めていたがルートを外し落石を起こすもの、ルート場でも落石を起こすものが多数いた。その内、1件は後続に辺り滑落しヘリで運ばれていった。 稜線上は岩稜歩きに慣れていないとルートを見失ってしまう可能性があるので注意が必要だろう。また、重太郎新道は急なルートになるので滑落に十分気をつけてほしい。 この山行時、穂高岳山荘では0度くらいになっていたようだ。 |
写真
感想
北アルプスに行きたくなって行ってみた。
さわやか信州号は都庁高速バス駐車場から乗った。(13年からはヨドバシカメラ前高速バス乗り場に変更。)初めての高速バスでよく眠れず睡眠不足の状態で上高地に到着した。
テケテケと歩いて行ったものの徳沢で限界。1時間ほと仮眠して涸沢を目指した。
起きると登山者は増えていて随分と追い抜いていった。本谷橋のところでは大勢休んでいた。ちょうどこの先から登りがきつくなってくるので一息ついてから登るのが良いだろう。
涸沢に着くと小屋の周りは賑わっていた。テントを張って売店で食事をしていると登山者はどんどん上がってくる。
翌朝、混み始める前に北穂に取り付いた。順調に標高を稼いで初の3000mを超えた。そして、北穂に到着する。槍は雲がかかって見えなかったので小屋へ降りて休憩することにした。
休んでいると雲が晴れてきて槍ヶ岳が姿を見せてくれた。
おーあれが槍かー本当にとんがってんだなぁ
その後、北穂から穂高岳山荘を目指すのだがこれがなかなか。
ザックにつけたリッジレストが時々岩に当たりバランスを崩そうとする(;^ω^)あぶねぇ
最低コルを越えて、ようやく涸沢岳に着いた時は精神的にかなり疲れていた。
小屋で受付を済ませ、テントで少し休んでから奥穂に行こうかと思ったのだが
ハシゴ場からは頻繁に『落』の声が響く。
しまいにはルートを外して、怒鳴られる登山者まで出てきた。
(;゜Д゜)!こいつは今あそこに取り付いたらあぶねえぇ!!!!!
そして、案の定 人為的落石により滑落が起きた。ホレみろ。
三日目。前日の混雑と落石、滑落を見て早朝に出発すべく3時に起き準備を始めた。
暗闇の中テントを撤収しはしごに取り付く。真っ暗闇でルートが見づらく(初見だし)時々立ち止まり辺りを見回し正解を引いていく。しばらくすると後続のヘッドライトの明かりがチラチラを動き出した。
そんな光に追いつかれる事なく奥穂高岳山頂にたどり着いた。風が少し出ていて寒かったが とても嬉しかった。
流石にこの先を陽のあかりをなしに進むのは無理なので日の出を待つことにしたのだが…
寒くて寒くてたまらなかった。
吊り尾根では時々ルートを間違え何度か修正をした。途中、単独の男性と抜きつ抜かれつになった。紀美子平に着く頃にはなんだか一緒に歩いている感じになって前穂には一緒になって登った。
往復して、重太郎新道を下って岳沢ヒュッテ跡を過ぎ、風穴に驚いて上高地まで帰ってきた。
登山を始めて1年と3ヶ月と言う時期に単独で入るなんて正直オススメはできないのだ
この山行はとてもいい思い出になった。いろいろと勉強にもなった。
北アルプスは、遠くて1年に1度行くか行かないかだが 穂高はいい山だ。
槍はつまらなかったけど。
今年、また行ってみようかなぁ
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