八ヶ岳周回(美濃戸〜赤岳鉱泉〜行者小屋〜赤岳〜横岳〜硫黄岳)
- GPS
- 27:57
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 1,790m
- 下り
- 1,903m
コースタイム
2日目:赤岳鉱泉0840 - 0950美濃戸駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口〜美濃戸は一部かなりの悪路です。車の底を擦らないように徐行で。 コース状況は、 美濃戸〜赤岳鉱泉:赤岳鉱泉手前は登山道上に雪があるも、アイゼンは無くても行けます。 赤岳鉱泉〜行者小屋:登山道上は残雪あるも気を付ければアイゼンは無くても行けます。 行者小屋〜地蔵の頭:登山道上は全面的に雪あります。踏み跡外れると脛〜ひざ下ぐらいまで踏み抜きます。稜線直下はハシゴ・鎖は出ていますが、その手前が急斜面&雪なのでアイゼン&ピッケルをお勧めします。 地蔵の頭〜赤岳頂上小屋:夏道出てます。 赤岳頂上小屋〜赤岳山頂:若干雪が残ってる箇所があるので気を付けて下さい。 地蔵の頭〜横岳:ほんのちょっとですがヤラシイ場所で雪が残ってる箇所があるので気を付けて下さい。 横岳〜硫黄岳:夏道です。 硫黄岳〜赤岩の頭:赤岩の頭の手前は残雪豊富です。 赤岩の頭〜赤岳鉱泉:急斜面の上、まだ残雪あり踏み抜き注意。トレースはついてますが、一部不明瞭な箇所や直登する感じでついてる箇所あります。黄色テープやピンクテープは登山道の目印じゃないようなので、赤テープを辿って下さい。赤岳鉱泉に出る前に渡渉が一か所あります。雪融け水のため普通の歩幅では渡れず1mほどジャンプしました。 |
写真
感想
ひっさびさの八ヶ岳。ごぶさたしてますハイ。
今週末は雨予報、、、から一転、土曜は晴れ、日曜は雨予報となったので、土曜がっつり歩いて、日曜雨が降る前にさっさと撤退、というツモリで美濃戸口入り。
赤岳鉱泉でテント張って、身軽になった後に赤岳〜硫黄を回って翌日は帰着のみというスケジュール。
深夜に駐車場入りすると満天の星空。やー、明日もこのままでお願いします、と寝入って起きたら雲一つなし。やー、半ば勝ったようなもんでしょう、コレは。
とりあえず赤沢鉱泉めざして林道をひた進み、山中ルートと川沿いルートでは川沿いルートを選択。(楽そうだから。)ここから山道っぽく、、、と残雪がお目見え。ストック突いてたのでそのまま進みます。12本アイゼンしかねーし。
ざっくらざっくら進んでいくと、山中ルートと合流、、、、に気づく前にアイスキャンデー出現。や、やっぱデカイすね。
溶けかかり中なので周りにロープが張ってあり、立ち入り禁止、落氷注意の但し書きアリ。
けっこう溶けが進んでいて中の鉄骨とかロープとかがチラ見えます。
テン場代を払って、設営。今回、ツェルトに挑戦してみますた。
試し張りもせずに来たのでちょいと苦戦しつつ、一応張れたけど、、、んー、もうちょいキレイに張れるようになりたい感じ。たるむ箇所があんのよね。
まあまあ、とりあえず一息ついて行者小屋へ向かいますかね。
行者小屋からアイゼン着ければいいかなー、と思ってたので着けなかったけど、こっから先はあまし土出てなかったから、ここからアイゼン履いてっちゃっても良かったかも。
取り立てて何事もなく行者小屋着。
ぽつりぽつりと休憩してる方々がいらさります。
営業はしてなかったけど、バイオトイレは開放してたので小銭をもって小用を済ませ、アイゼン装着。さて登り登り。
今回は地蔵の頭へ向かって登り、そこから赤岳をピストン、返す刀で硫黄岳まで、という感じのルート。
行者小屋から稜線を見ると、、、っつーか見上げると、という感じの角度。けっこ急だなオイ。
しかも斜面に結構雪が残ってたので、爪ないと厳しい感じ。
ヒーコラヒーコラ登ってくと背後に北、中央アルプスの雪を被った稜線が見えたり。やー、けっこう空気も澄んでて、眺め良い。ステキ。
んで、鉄階段を幾つかやり過ごすと稜線着。
この辺から何やら体調が悪い感じでペースが出なかった。んむー。
稜線の向こう側には金峰とかが見える訳ですが、まー、それより富士山に目がいっちゃいますね。
雪の残り具合もなバランスいいし、雲もかかってなくてなかなかフォトジェニック。
稜線へ出ちゃえば大方登り終わり、、、という意識でいたけど、体調悪いのもあって、赤岳への登りもけっこキツい。んむー。
てふてふ歩いて山頂着。他に二組ほどいらさった感じですかね。
メシ喰って引き返し。
稜線の小屋も全部営業してたので、ここいらで営業してないのは行者小屋だけかな?
横岳までの間は相変わらずイワイワしててステキ。
途中で岩陰で昼寝?してたらしいカモシカ(のオナカのみ。。。)を発見。
自分のいる角度からはオナカしか見えなかったけど、後にいた方に「そこに何かいません?」つって聞いてみたところ、顔が見えたそうな。んむー、もうちょい早く気づいていれば。体調悪いので戻る気力はなし。
けっこう高いとこにもいるもんなんですねー。
ほうほうの体で横岳着。
あとは硫黄岳へのなだらかな登りをクリアすれば赤岳鉱泉へむかって下るのみ。よしよし。
と休憩してると、大同心をクライミングしてるグループが。
ほえー。すげー。
ハラヘリだったので硫黄岳山荘で牛丼を所望。
、、、結構量おおかったかも。。。
だいぶ休憩とった感じになったけど、それでもなお硫黄岳への登りさえもキツいのでゆっくりゆっくり。やー、ホント調子悪かった。
硫黄岳山頂は相変わらずのっぺりと何もなく。。。
爆裂火口を拝み、オーレンを見下ろした後、下山。
トレースは着いてたけど、ところどころで見失い。それでも先の道は判別できたのでなんとか下っていって赤岳鉱泉着。やーい、疲れたー。
しっかし、天気良いし、人少ないしでかなりバッチリ山行だったなぁ。体調除いて。
通しても10人は越えても20人は超えないぐらいな人にしか遭遇しなかったし。
お風呂を頂き、、、ここで尋常でない腕の日焼けに気付く。そういや朝長袖時点で日焼け止め塗って、半袖になった後放っといてた。ぐは。
グロープ部分は焼けないので、手首でくっきりラインが引かれるバカ焼けを手に入れました。ヒリヒリくるぜ。
ガッツリお湯を頂いて、夕飯どうすっかなー、的なタイミングで突然アイスキャンデーの裏手からバコーンと鉄板が落ちたような音が。
小屋の人々がザワザワしてたので野次馬に行くと、、、崩壊してますねー。
鉄板的な音は付近にあったプレハブ的な小屋に氷が激突した音だった模様。
そりゃブログに爆破してないって書く気も分かるわ。ありゃ爆破レベルの衝撃でしょ。
その後、就寝。夜中は、、、雲が張ってて前日程の星は見れず。残念。
翌朝ゆっくり出発で駐車場へ。
ツェルト初使用で結露にビビってたんだけども、気温とかの兼ね合いか全く結露しなかったのはラッキーだったかも。
ひさびさの八ヶ岳はまた天気も良かったし、好印象のまんまだった。
天狗以北、蓼科以南あたりも行ってみないとなぁ。
久々の八ヶ岳〜。
GW仕事だったので翌週の金土日で山行を計画するも、悪天候のため中止に。
日程は土日の1泊2日に縮んでしまいましたが、もう1週間延ばしてリベンジを。
週前半の週間予報では天気が危うい感じでしたが、
梅雨前線の動き次第では好天かも?ということで天気を見極めながら保留状態で。
土曜も晴れ予報に変わり、晴れて決行となりました。
初日長いので早朝出発の計画で、登山口で仮眠をすることに。
美濃戸の駐車場に着くと満点の星空!
明日の好天を期待しつつ仮眠を取ります。
目が覚めると外は明るくなっていました。
若干の寝坊。。。
さっと朝ご飯を食べて出発します。
赤岳鉱泉までは2時間弱。久々のテン泊装備の重みに息も上がります。
流石にまだ土曜の朝なので赤岳鉱泉のテン場は一張りのみ。
テントを張って、いざ出発!
まずは行者小屋を目指します。
段々増えていく登山道上の雪にわくわくしながら進んで行きます。
程なく行者小屋に着きました。
こんなにいい天気なのに行者小屋も人もまばら。
ちょっと休憩してからアイゼンを付け、さらに先に進みます。
今日は本当に暖かく、地蔵尾根の急斜面も雪がだいぶ腐ってそれほど危ない感じはありませんでした。
二つ目のハシゴのところでこの上は雪も無さそうなのでアイゼンを外します。
ハシゴと鎖で整備された急斜面を登って行くと、稜線に出ました!
正面に奥秩父の山々、右を向くと富士山が綺麗に見え、左の方には遠く上州方面の雪山、振り返ると北アルプスもくっきり。
最高の景色ですが、まだまだ稜線に出たばかり。
早速、赤岳を目指して進みます。
稜線の登山道上はほぼ雪もなく、日差しは暖かく風もなく穏やか。
赤岳の急登には汗が吹き出し息が上がりますがさくっと頂上着!
見渡すと、360度のパノラマ。しかも頂上にいるのはたったの5人。
いや〜、今日は来て良かったとしみじみと思います。
さぁ、まだ先は長いので、景色を楽しむのもそこそこに引き返します。
地蔵の頭に戻って先に進むと段々とイワイワ感が増してきます。
それにしても、今日は本当に人が少なく、すれ違う人もぱらぱらと数人だけ。
みんなGWで遊び疲れたのか週間予報で騙されたのか、人気のない稜線をゆっくり楽しみながら進みます。
岩場や痩せ尾根を越えてガレた急斜面を登って横岳に到着。
こっから先は気分的にはもうウィニングランみたいなもんで。
途中硫黄岳山荘により冷えたジュースで水分と糖分を補給。
誰も居ない硫黄岳山頂を通り過ぎ、赤岩の頭へ。
ここからは雪の急斜面になるので再びアイゼンを装着。
ズンズン下って行き、途中トレースが直降気味になり大変でしたが赤岳鉱泉に到着。
暖かいお風呂で汗を流してご飯食べると、もう眠気が。。。
明け方は0℃近くまで冷え込んだようですが、たっぷり10時間寝ました。
翌日も良い天気の中さくっと撤収&下山。
雨の撤収も覚悟してましたが、予想外に最後まで好天に恵まれ、最高の登山になりました!
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