表銀座縦走、燕山荘と殺生ヒュッテ泊にて☻燕岳、大天井岳、槍ヶ岳、天狗池にも寄り道

バスが松本着遅れで電車乗れず
次の普通電車も遅れる🚃
中房温泉に着くのはいつになるだろうか、、、？
穂高駅で1時間近くバス待ち
日本に40年住んでるというイギリスの方も山に登る格好してるので、しばしお話しさせていただく
熊と雷鳥の研究？をされているようで、何度もこの辺りの山を登っているようだ

次のバスは時間通りにきたけれど、2時登山開始💦
5時までに燕山荘まで行けるか？
ほぼ予定通りのタイムスケジュールで、登ることができたけど、合戦小屋はすでに閉店ガラガラ
すいか🍉食べたかったなー
山頂に近づくと少し風が吹き始めて肌寒くなってきたが、半袖短パンで燕山荘まで行けた
雨は降ったりやんだりだったけど、汗で濡れてる感じ以外はそれ程濡れることはなかった
5時ごろ燕山荘に入り、寝床を作って、売店を物色
夕食は6時から
チーズインハンバーグと魚の切り身、ご飯と味噌汁はおかわり自由
野菜もサラダと小鉢で充実、杏仁豆腐もついていた
食べ終わって隣の喫茶でホットココアを飲みながらまったり
居心地の良い山小屋だ
やはり泊まりたい宿No. 1だけはあります

2000就寝2030消灯
途中ちょっと目が覚めるも
0330までぐっすり
夜中は風が強くて外はガタガタ言っていた
今はもう止んでる
燕岳往復がてらご来光拝もう
0440燕山頂
風強いので少し下でご来光待つ
槍はもちろん
富士山も見える
最高
朝食をお弁当にしていたが燕岳から戻ったら腹ペコなので、燕山荘で食べちゃった
予定通りの6時スタート
大天井岳を目指す
なかなかのアップダウンの繰り返し
大天井岳への最後の登りは結構なハードさ
頂上すぐ下の大天荘で一休み&トイレ済ます
大天井岳から常念へ行く人が多くて表銀座を槍方面に行く人は少ないみたい
ココからは表銀座なのにほとんど人に会わない💦
孤独な上に大天井ヒュッテからは目標がないからさらに孤独感が増す
登って下って
あー疲れたーという頃にびっくり平に出る
そして西岳ヒュッテまであと2時間半て書いてある
遠いわ！
2時間くらい歩いたら西岳への分岐にたどり着いたけど登る気なし
すぐに西岳ヒュッテ、丁度12時ごろだったから食事しよかと思ったがカップラーメンと水くらいしかないようだったので携行食でしのぐ
とにかく早いうちに殺生ヒュッテに辿り着こう
明日は雨だというし、今日のうちに槍にも登りたい
そしてここからがこの行程の核心部
とにかく怖い😢
西岳ヒュッテを出ていきなりガクンと下るけど、ハシゴやクサリ場が次々と出てくる
槍のテッペンの梯子より数倍怖い
ハシゴ以外にもココ大丈夫か？ってとこが沢山あってとにかく怖かったー
そんなこんなでやっとこさ水俣乗越までたどり着いた
ずいぶん槍に近づいたはずなのに、なかなか槍は近くならない
東鎌尾根のアップダウンにヒーヒー言いながらも槍を見据えてひたすら進む
登ってはくだり
また登っては下り
小屋泊の装備でもなかなかしんどいのに、皆さんテン泊のザック担いでよく行くなー尊敬します
まだ続くのか！？この尾根はー
って頃にヒュッテ大槍への案内板が現れた
やったー！やっと、槍の根元まで来たぞー
今晩の宿、殺生ヒュッテもすぐそこだ！
予定していた時刻よりも少し早めに到着できたぞ！
これなら晩ご飯までに槍も登ることができそうだ
ヒュッテ大槍につくと少し向こうに殺生が見えた
ようやく到着、チェックイン！
宿帳書いてたら、このまま槍登ります？と聞かれ『はい！』二つ返事
荷物置かせてもらって、アタックザックに携帯入れてすぐに殺生ヒュッテ直上にある東鎌尾根に登り返す
ここからの尾根道もなかなかスリリング
高所恐怖症の私に取ってはハードな道が続く
何とか乗り越え槍ヶ岳山荘横に出ると、休む間もなく『ヘリが来るので進んで下さい！』の声
ヘロヘロだったけど、カッコつけてそのまま槍方面へ休まず進む💦
ヘリの荷下ろしを間近で見ようと待ち構えていたけれど、雲の流れのタイミングが悪いみたいでヘリコプターは近寄れず🚁そのまま荷物はお持ち帰りとなってしまったようだった
気を取り直して槍へ進む
少しガスは出ているがまだまだ周りの山々も見渡せる
でも、そんな余裕は微塵もない
私自身2度目の槍ヶ岳だけど、今回はとても怖い
記憶にある前回の恐怖よりも数倍怖い
何でだろう？
こんなに怖かったっけ？
でも、前後の方の迷惑にならないように必死に進む
慎重に三点確保を心がけてゆっくり確実に上を目指す
丁度先日オリンピックでボルダリングしてたけど、気分はもうあんな感じ
垂直の壁を手足引っ掛けて登ってる気分だ
少しでも滑らせたら、滑落だ
下を絶対見ないようにして、ただ自分が掴む岩だけを見て登る
やっと最後のハシゴまで来ると、先に行く人の様子を見て足がすくむ
それでもここを登らなければその頂には辿り着けない
ただ目の前の岩の壁だけを見て、手と足を一つずつ交互に動かす
絶対に下は見ない！
そして槍の穂先へ
やはりこの山は達成感がある
富士山の山頂も感慨深いけど、やっぱり槍の穂先は格別だ
そして今度は恐怖の下り
登るよりくだるほうが絶対的に怖い
ハシゴは何とかクリア💦
その下の連続するクサリ場が怖い
どこに足を置けばいいの？ってみんなならへんのかな？
槍ヶ岳山荘まで戻ると魂抜けたみたいになる
そこからまた殺生まで戻り、寝床作ったり荷物整理したりしてたら、17時の夕食になった
20時の消灯までまったりタイム
明日は笠ヶ岳までいく予定だが、天気は下り坂
さらに笠ヶ岳から下山する明後日は大雨の予報になってる
身体もちょっと疲れ気味だし、無理せずここで切り上げよう
申し訳ないが笠ヶ岳山荘にキャンセルの電話
『またの機会にお願いします』と言ってくれたので『是非おねがいします！』と思わず言ってしまった
さあ、明日は上高地に降ることになった
まずは帰りのバスを予約
名鉄バスセンターまでの直通バスは16時30分発
予約できたので一安心
ゆっくり降っても時間を持て余しそうだ
よし！上高地で風呂に入ろう
調べてみると上高地温泉ホテルがお値打ちで良さそう
時間は12時30分から3時まで
ここに決めたー
もう早発ちすることもないから荷物まとめるのは明日でいいやー
明日の朝食は5時30分だ
おやすみなさい😴
何度か目が覚め、その都度隣人さんのオイビキで寝付けず、耳栓するものの今度はその耳栓が気になって寝られず、、、、
を何度か繰り返すうちに、気がついたら宿の灯りが付いていた
もう5時だ
ボーっとしてたら朝食の時間
普段朝はそれほど食べないので、ご飯味噌汁おかずを食べたらもうお腹いっぱいです
殺生ヒュッテさんのご飯は地元安曇野のお米を圧力鍋で炊いているそうでツヤツヤふっくら美味しいご飯🍚
歯を磨き、トイレを済ませてスッキリしたところで荷物をまとめて出発！
6時20分ごろのスタートとなった
宿を出る前に周辺マップが貼ってあったのを見ていて、天狗池👺気になった
以前も行ってみようかと思ったが、ルートが合わずにやめていた
今回は時間もあるし寄り道してみよう
下山し始めるとしばらく降りたところに分岐があった
天狗平への道がある
下ってきた道を右に折れて登り返す
ガレた道を登っていくが、少し油断するとルートを外してしまう
何度か『あれ？？』となって、周りを見渡すと大きくルートを外していた
常に白ペンキのマークを気にしながら進まないとすぐに迷ってしまう
行っては引き返しを2、3度繰り返し、たどり着いた池は、とても静かで心地よい場所だった
曇っていたので写真映えは悪かったけれど、晴れていたら池の水と周囲の緑が鮮やかで水面には逆さ槍が映る素敵な風景であろう場所だった
戻りの道も少し外しながら、やっとこさ当初の分岐まで戻る
あとはひたすら上高地まで下るのみだ
20kmくらいあるのかな？
とにかくこうなったら風呂に入りたい！
はやく温泉に浸かって『ぅぅうーー、アー気持ちいいーー』って唸りたい
温泉に入りたい一心で、ガシガシ下るもやはりなかなか距離は減らない
でも腹は減る
1時間くらい下ってもまだ槍沢ロッヂ
さらに1時間くだってやっと横尾に降り立った
横尾に来るとガラリと空気が変わる感じがする
都会に出てきた気分だ
一旦ザックをおろして、水をもらい、トイレを済ませてスッキリ〜
もうお腹ペコペコなので、徳澤でシャレオツランチにしよう
ランチ♫ソフト♫ランチ♫ソフト♫と念仏のように唱えながら歩くおっさんは側から見たらかなりヤバかっただろう
1時間弱くらい歩くとまた街に出た気分
徳澤は何度来ても気分が上がる
そこにいるだけでオシャレ登山な気分だ
さっそく徳沢園へ
外にザックを置いて店内の自販機で食券を、、、、
なんか限定モノ？のチャーハンがある
これにしよー☻
そしてここに来たらソフトクリームは外せない
少々肌寒くても無理して食べちゃう
チャーハンが少し時間がかかると言うので、先にソフトクリーム食べながら待つ
チャーハン来た！
うまーい！
徳沢園の食事は外さない
さあ腹も満たされた
あとは温泉目指すだけー
13時30分ごろ、やっと上高地温泉ホテルに到着
念願の温泉を満喫するぞー
露天にあった樽風呂は微かな硫化水素臭があり白濁したお湯だった
ゆったりのんびり温泉に浸かり、外に出ると雨が降り始めていた
今回の山行は丁度タイミングよく雨を外しながら進むことができたのでラッキーだった
温泉からバスターミナルまで1kmくらい歩き今回の山は終わり
1時間くらい上高地バスターミナルのベンチでコーラ飲みながら時間を潰す
予定通り到着のバスに乗り込み、上高地を後にした

あー疲れたー
雨予報で1日前倒しで終わった今回の山行きだったけれど、大満足の表銀座縦走となった

1日目名古屋から中房温泉に移動し燕山荘まで登る

表銀座縦走2日目燕岳から槍ヶ岳までまで1日で歩きたい！