霧の八ヶ岳(美濃戸口から赤岳(白駒泊)北横岳・ピラタス山麓駅
- GPS
- 59:20
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,642m
- 下り
- 2,353m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:40
5日・青苔荘4:45発・茶臼岳6:20/30・縞枯山7:00・坪庭7:40・北横岳8:35・山頂駅9:30/35・山麓駅10:40着
天候 | 2200mから上は西からの吹き上げでずっと霧で涼しい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
5日・ピラタス山麓11:35(1250円)茅野12:27/45(青春18切符)→→新宿16:27 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された実線ルートで道標完備・迷い込み防止ロープも適切 ※以前横岳東面にあった横這いの怖い場所は整備されて危険個所は無い |
その他周辺情報 | ピラタス山麓駅の食堂では高原の風に吹かれてヨーデルを聞きながら頂いたポークカツレツ定食がうまかった |
写真
感想
新調したテントのポールを試したいし久々にがっつり歩きたいので夜行バスで現地早朝着なら八ヶ岳が便利。
晴れることを願ったが台風の影響か、強い西風の吹き上げで2200mから上はすっぽり霧の中。見晴らしは×で完璧に涼しいが吹きつける霧で眼鏡がたちまち曇ってしまうのがつらい。下界の暑さを逃れて涼しい歩きができた2日間だった。
当初の予定は10時間で美濃戸口5時から黒百合3時(泊)、2日目に7時間で茶臼・縞枯・坪庭・山麓駅11:35発バスだったが、1時間ほど早く進んだので白駒泊とし、2時間浮いたので北横岳往復も加えることとなった。標準で6時間30分コースだが1時間ほど早く着いたので山麓駅でまったりポークカツレツ定食を食べてくつろいだ。
八ヶ岳は日帰りは無理なので昔に一回渋の湯から美濃戸口に抜けただけで、その時の横岳東面の鎖場の怖い思い出もあって敬遠していたががっつり長く歩くには良い山なので一泊で南から北に抜けることにした。竹橋の毎日新聞社を22:40に出て狭いシートで縮こまりながら八王子・談合坂・道の駅でまったり休んで暗い観音平4:30の次に予定より15分早い4:45に美濃戸口に到着し、パン食べてくつろいで5:00発。樹林を抜けた行者小屋では風が強く寒いくらいだが急傾斜の文三郎尾根を進めば霧と強風の中、予定より一時間早く4時間で赤岳山頂に立つ。台風11号の影響だろうが巻きこむ西風で霧が吹き上げてその後ニュウまでずっと展望は全く無いが歩いていても暑くなく下界とは隔絶した涼風が心地よい。ただ、身体は濡れないが眼鏡のレンズに水滴が付いていちいち拭きながら歩くのが面倒。
東天狗(13:55)を越えて予定より1時間早いので2時に黒百合に入るのも早すぎるので2時間分進めてニュウを経て白駒池泊まりに変更して中山峠(13:55)から東に下る。風は弱まり顔を出した青空にほっとしながら奇岩のニュウでくつろいで白駒池に下った。この青苔荘のテン場(650円)はトイレが遠いですけど静かで落ち着いた良い場所です。デッキ900円を使わなくても良く整地されており、樹林の中なので風で飛ばされる心配もない。ビール500mlは550円。16:30に到着して手続きしてビール飲んで16:50に設営を終わり、明るいうちに夕食を作って18:00には寝る。
夜は風は強かったがフライに露も全くないのでらくちんに撤収して4:45発で白駒荘からの朝焼けを楽しみ、駐車場のトイレ5:00を使って(50円)、車道を麦草峠(2217m)を越えて麦草ヒュッテ脇から5:26登山道に入る。きつく登って茶臼岳6:20・縞枯山7:00は霧の中で見晴らしは無い。下って雨池分岐7:25を左折してさわやかな笹原の木道を行けば縞枯山荘を経て坪庭7:40から北横岳に向かう。整備された登山道を緩く登った北峰8:35は西からの強い吹き上げで凍えそう。予定より1時間早いので北横岳ヒュッテ脇の七ツ池を二の池まで散策し、坪庭を経てRW山頂駅(2237m)9:30も霧なので早めに下山にかかれば2100mあたりから草原に出て下界の展望が開けて爽やかだ。10:40に山麓駅に着き、着替えてポークカツレツ(1250円)と生ビール(550円)でまったりくつろぎ11:35のバスを待った。
霧のせいで展望は×だがおかげで寒いくらいの涼しさで、汗もかかずに思いがけずに避暑地の歩きを楽しむことができた。
※多くの高校や大学のパーティーと稜線で出合ったが、ピラタス下り2100mで出合った茨城・水城高校の1年生70人は林間学校で北横岳を目指すそうで、確かな足取りに次の世代の頼もしさを感じたのも良い思い出である。
※この山行での大失敗はメガネについた水滴を何十回もハンカチで拭いていたのだが、どうも強風の中に火山灰の鉱物粒子が混入していたらしく、レンズにたくさん傷をつけてしまった。西風で左レンズが曇ることが多かったので左レンズの傷が多い。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する