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Yamareco

記録ID: 512225
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

旭岳〜十勝岳縦走

2014年09月12日(金) 〜 2014年09月15日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
77:35
距離
62.8km
登り
4,018m
下り
4,593m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:24
休憩
0:01
合計
5:25
7:47
15
8:02
8:02
102
9:44
9:44
9
9:53
9:53
45
10:38
10:38
32
11:10
11:10
14
11:24
11:24
17
11:41
11:41
10
11:51
11:52
52
12:44
12:44
28
2日目
山行
11:16
休憩
0:09
合計
11:25
5:40
210
白雲岳避難小屋
9:10
9:10
140
11:30
11:30
67
12:37
12:44
206
16:10
16:10
29
16:39
16:41
24
3日目
山行
11:25
休憩
0:03
合計
11:28
5:52
100
南沼キャンプ指定地
7:32
7:32
231
11:23
11:23
78
12:41
12:41
149
15:10
15:11
16
16:15
16:16
43
16:59
17:00
20
4日目
山行
6:47
休憩
0:49
合計
7:36
7:30
7:35
60
8:35
8:35
4
8:39
8:39
4
8:43
8:43
38
9:21
9:21
15
9:36
9:51
39
10:30
10:57
45
11:42
11:42
30
12:12
12:14
16
12:30
12:30
43
13:13
13:13
8
13:21
ゴール地点
天候 12日 曇りのち雨 13日 曇りのち晴れ 14日 晴れ 15日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り白金温泉から富良野バス停まで タクシー5300円位
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんが、朝晩は0°近くまで冷え込むので、冬山の装備が必要です。
ヒサゴ沼分岐、オプタテシケ(双子沼付近)、石垣山周囲はガスっていると迷います。
雨の後だったので、美瑛富士避難小屋、双子沼の水も涸れていませんでしたが、晴れが続いた後は微妙です。
時々山頂が見えました
時々山頂が見えました
まばらな登山者
お鉢周囲 雨の中・・・ 残念
お鉢周囲 雨の中・・・ 残念
白雲岳分岐前の水場周囲 こけの緑と雪のコントラストが凄かったです。写真が下手で伝わりづらいです
白雲岳分岐前の水場周囲 こけの緑と雪のコントラストが凄かったです。写真が下手で伝わりづらいです
白雲小屋手前 ナナカマドの紅葉が最高です!
1
白雲小屋手前 ナナカマドの紅葉が最高です!
2日目の朝小屋から 綺麗な朝焼けです
2日目の朝小屋から 綺麗な朝焼けです
最初の200mはこんな感じで雲の上 その後はしばらく霞の中です
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最初の200mはこんな感じで雲の上 その後はしばらく霞の中です
忠別沼 とても良い!
忠別沼 とても良い!
忠別岳通過後 大好きなチングルマ
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忠別岳通過後 大好きなチングルマ
五色岳への木道 五色岳からの紅葉も綺麗でした。
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五色岳への木道 五色岳からの紅葉も綺麗でした。
化雲岳からトムラウシへの木道
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化雲岳からトムラウシへの木道
日本庭園周囲 ここも少し霞んでる方が雰囲気上がります
日本庭園周囲 ここも少し霞んでる方が雰囲気上がります
北沼分岐手前 迷いました
北沼分岐手前 迷いました
北沼 ゲンゴロウの住む池で水を頂戴
北沼 ゲンゴロウの住む池で水を頂戴
トムラウシから 北沼の西にはもっと綺麗な水場が!
1
トムラウシから 北沼の西にはもっと綺麗な水場が!
トムラウシ山頂から 旭岳 金庫岩も少し見えました
トムラウシ山頂から 旭岳 金庫岩も少し見えました
トムラウシから十勝岳方面 まだまだ先は長い・・・
2
トムラウシから十勝岳方面 まだまだ先は長い・・・
夕ご飯 マルタイラーメン鹿児島 旨し!
夕ご飯 マルタイラーメン鹿児島 旨し!
南沼からの夕暮れ
1
南沼からの夕暮れ
通りで寒いはず ツエルト周囲は全て霜柱!
2
通りで寒いはず ツエルト周囲は全て霜柱!
霜柱
2014年09月14日 05:28撮影 by  Canon EOS M, Canon
9/14 5:28
霜柱
周囲には薄氷がはってました
2014年09月14日 05:51撮影 by  Canon EOS M, Canon
9/14 5:51
周囲には薄氷がはってました
南沼を後にします
南沼を後にします
本日の縦走路
笹薮をこいで三川台へ 露で濡れるので晴れていてもカッパ必須
笹薮をこいで三川台へ 露で濡れるので晴れていてもカッパ必須
見えてはいませんが、このもう少し右(西)に水が汲める沼あり
見えてはいませんが、このもう少し右(西)に水が汲める沼あり
こんなところもありました。下はぐずぐずです
2014年09月14日 08:07撮影 by  Canon EOS M, Canon
9/14 8:07
こんなところもありました。下はぐずぐずです
ツリガネ山辺りから 向こうに見えているのが十勝岳だとすっかり勘違い あとちょっとだと気を抜いたら、オプタテシケでした
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ツリガネ山辺りから 向こうに見えているのが十勝岳だとすっかり勘違い あとちょっとだと気を抜いたら、オプタテシケでした
双子池の水場 ここで汲んどけば・・・
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双子池の水場 ここで汲んどけば・・・
オプタテシケへの登り口 ここも迷います
オプタテシケへの登り口 ここも迷います
ブロッケン
ベベツ岳の登りでリスと遭遇
ベベツ岳の登りでリスと遭遇
この水たまりを見つけたとき、大自然に感謝しました。
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この水たまりを見つけたとき、大自然に感謝しました。
ぎりぎり間に合いました
ぎりぎり間に合いました
美瑛岳から旭岳方面 全部見えます
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美瑛岳から旭岳方面 全部見えます
美瑛岳から十勝岳方面 こういう縦走路好きです
2
美瑛岳から十勝岳方面 こういう縦走路好きです
美瑛岳からのパノラマ写真 これもあまり伝わらないですね
2014年09月15日 07:37撮影 by  iPhone 5s, Apple
9/15 7:37
美瑛岳からのパノラマ写真 これもあまり伝わらないですね
何度も自分取りしました。すれ違いの方、ご協力ありがとうございました。
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何度も自分取りしました。すれ違いの方、ご協力ありがとうございました。
前十勝岳の噴煙 硫黄臭が強かったです。登山道は閉鎖中
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前十勝岳の噴煙 硫黄臭が強かったです。登山道は閉鎖中
十勝岳から上ホロ小屋
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十勝岳から上ホロ小屋
帰ってきちゃいました
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帰ってきちゃいました
怖かった・・・
やっと飲めました!
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やっと飲めました!
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図 コンパス 筆記具 ライター ナイフ 保険証 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 雨具 ダウンジャケット スパッツ 手袋 ストック ビニール袋 替え衣類 シュラフ シュラフカバー ザックカバー クマよけ鈴 食器 水筒 プラティ2.5ℓ 時計 日焼け止め 非常食 カラビナ 携帯トイレ
共同装備
テントマット ツェルト コンロ ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ファーストエイドキット 医薬品 カメラ
備考 持って行けば良かったもの:速乾性のタオル エアーマット 水5ℓ分の容器 甘くないコーヒー ビール ウイスキー 新聞紙(靴を乾かすため) カイロ
持って行って良かったもの:スマートフォン充電器9000mAh分(iphone5で、GPS機能と電話機能以外はoffにして丸4日持ちました。丸5日は厳しいかもしれません)

感想

3日間しか休みが取れなければ、登山口を変えトムラウシから十勝岳くらいにしようと思ったが、4日で頑張れば何とかなると思い、旭岳から十勝岳まで縦走する事にした。

1日目:曇り時々雨の予報 姿見の駅に着いたときはまだうっすら晴れ間があり、時々旭岳の山頂も確認できた。山頂に着いた頃には完全に曇り空、一度登った事が有り、景色も見えないので先を急いだ。北海岳に付いた頃には雨。それでもうっすらお鉢周囲の紅葉が見ることが出来た。白雲岳も登りたかったが、天気が悪く諦めた。避難小屋周囲の紅葉は今回の山行の中でぴか一だった。避難小屋は空いていて、2人分のスペースを使える環境でゆっくり休む事が出来た。沈黙の艦隊を読んでいるうちに眠りに落ちた。
(・一日目のご飯と水 朝;前日食べ過ぎた為食べず 昼;調理パン 夜;おにぎりとみそ汁 水;天気が悪く短時間だったため1ℓ程しか使用せず。避難小屋で補給した。)

2日目:朝5時前に起床。てきぱきと準備をしたはずだが、なんだかんだで出発が遅めになってしまった。小屋を出ると、雲海の上の赤く染まったナナカマドがとても綺麗だったが、歩いて雲に突入。その後は雨こそ無かったが、ずっと霧の中。良い事も悪い事も有った。良かったのは、幻想的な景色が見れた事。特に忠別沼と天沼周辺は格別。晴れた時に行った事が無いので分からないが、ちょっと靄がかかっている方が良い気がした。悪かったのは道迷い。ヒサゴ沼分岐周辺と天沼から下り大岩が有る周囲は、迷った。あまり多いと景観を損ねるが、もう少しだけペンキ岩を増やしてほしかった。ケルンが非常に役に立った。北沼に付いた頃に天気が回復。一休みしてトムラウシ登頂。思ったよりもごつごつした山だった。南沼でツエルト泊。風は十分防げたが、薄いマットでは寒くてなかなか寝付けなかった。翌朝目覚めると霜柱が立っていて、寝付けなかった理由を納得した。
(・2日目のご飯と水 朝;シリアルと脱脂粉乳 昼;ショートパスタペペロンチーノ 夕前;アルファ米おこわ 夜;アルファ米 レトルトカレー マルタイラーメン鹿児島豚骨 レトルトハンバーグ 水;この日も天気が悪く水持ちが良かった。2ℓ程消費。ゲンゴロウが泳いでいるくらい安全な北沼で補給)

3日目:いよいよ本番。前日までは体力を削らないよう気を使ったが、この日は13時間の長距離。今までの登山で一番長い一日になる事を予想していたが、予想通りだった。それでもほぼ一日中好天だったので、清々しい気持ちで歩けた。
南沼キャンプから三川台は膝丈程の笹薮を、コヌマヌプリから双子池までは笹、這松等のブッシュ&ぬかるみの道だった。カッパが大活躍した。コヌマヌプリでご飯を食べている時にヴーヴーと壊れたラジオの様な音が聞こえた。あれは何の音だったのか・・・
最後のオプタテシケの登りはきつかった。それほど長くはないが、かなりの急登でだいぶ水を消費。逆回りで縦走をしていた親切な方に水を分けて頂いた。(本当にありがとうございました)オプタテシケに登った頃にはだいぶ霞がかかっていたが、2回目のブロッケン現象が見られて満足。なんとか日が有るうちに美瑛富士避難小屋にたどり着く事が出来た。幸い、小屋前に小川が流れていて水を補給する事が出来た。寝床も確保でき、天気も良かったので、この日はゆっくり夜を楽しむ事が出来た。今年最初で最後?の天の川が見る事もできた。(・3日目のご飯と水:朝;シリアルと脱脂粉乳とハチミツ 昼;ショートパスタ明太子 夕前;アルファ米ピラフ 夜;アルファ米 レトルトカレー マルタイラーメン鹿児島豚骨 レトルトミートボール 水;三川台で補給 双子池で給水せず、オプタテシケ登攀中に水を分けて頂く、石垣山に有った水溜まりで補給、小屋で補給)
4日目:以外と体力にゆとりが有り、筋肉痛にもなっていなかったので、できれば早起きして、十勝岳から上富良野岳と通り、十勝岳温泉に降りようと、4時頃起床したのだが、水作りやら何だかんだで、結局出発は5時半過ぎになってしまった。美瑛富士には登らずに美瑛岳に向かった。この日も天気は最高で、美瑛富士からの360度の眺望はすばらしかった。旭岳〜トムラウシ〜十勝岳、遠くに石狩岳も見る事が出来た。今までで一番長い距離の縦走で、縦走前は本当に歩き通せるか不安だったが、何とかここまで来れたんだなと、涙が込み上げてきた。十勝岳への縦走路はいかにも稜線と言う感じでとても良い道だった。十勝岳に着いた頃には少しガスってしまい、全貌は見渡せなかったが、以前宿泊した上ホロ避難小屋を見る事ができ、感無量。三段山を経由するルートも考えたが、20名のパーティーをつれて歩いていた親切なガイドさんに、かなりのガレ場で殆ど歩く人が居ないとうかがい、断念。そのまま白金温泉へと下山した。結果風呂に入る時間にもゆとりが持てた。しかしながら、腕時計が2分遅れていたため、白金温泉でゆっくりし過ぎて帰りのバスを乗り過ごしたのが予定外だった。

全体を通して感じた事は、
① ゴミが少ない(山に入る絶対的人数が少ないのか、小屋が無い為荷物の管理を徹底するのか、熊を呼ばない為にゴミの管理をしっかりするのか・・・色々な理由があると思うが、最終的には北海道民の山に対する美意識が高いという結論にした)
② 小屋−小屋間が長く、水の確保が大変(情報誌でも書いてあるが、最短でも10時間程歩かなくてはならなくて、更に無人小屋で有るため、食料と水を持って、長時間歩ける体力が必要 さらに水を濾過する物と煮沸の時間がかかる事 水場が有る事を信じずに全ての水場で補給した方が無難です。3〜4ℓは常に持ち歩く方が良いと思います。)
③ 寒さ 寒気が入り込んでいた事も有りますが、かなり寒かったです。
④ 登山道のマーキングの道しるべの少なさ アルプスに比べるとかなり少ないです。薮漕ぎが多い事も道の辛さの一旦になっています。霧がかかっていると、岩場では黄色ペンキが分からない事も多々ありました。道迷いには要注意です。スマートフォンのGPS機能に助けられました。(スマホ用山と高原地図アプリはかなり正確でしたが、1/50000の地図を持って行かなかった事を後悔しました。)
⑤ そこそこ体力に自信が有る方はこのプランで縦走できると思います(トレランの人は1〜2泊でこのコースを走るらしいですが、僕は走るのは苦手で、走っていません)。さらに4泊5日時間が有れば、一日目に、旭岳からお鉢を回って北鎮、黒岳、白雲岳、白雲岳小屋、4日目に上ホロまで行って、荷物をデポして富良野岳というプランも良いかも知れません。(天気がいい事が大前提ですが・・・) でも今度登るなら、忠別沼からトムラウシ辺りをゆっくり歩きたいです。天人峡から入って石狩岳に行くのも良いかも知れません。
楽しみはつきないです。

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