立山〜池平山（室堂〜欅平）

2023年08月10日(木) 〜 2023年08月13日(日)

• GPS: 29:54
• 距離: 45.5km
• 登り: 4,993m
• 下り: 6,803m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 0:59
• 合計: 7:12

8:48 室堂
9:52 9:55 一の越山荘
10:37 11:04 雄山
11:17 11:23 立山
11:24 11:25 大汝休憩所
11:33 11:33 富士ノ折立
12:09 12:09 真砂岳
12:49 13:02 別山南峰
13:43 13:44 剱沢キャンプ場
13:49 13:50 剱澤小屋
15:09 15:11 平蔵谷出合
15:28 15:33 長次郎谷出合
16:00 真砂沢ロッジ

2日目

• 山行: 6:23
• 休憩: 2:16
• 合計: 8:39

5:22 真砂沢ロッジ
5:30 5:33 三ノ沢
6:30 6:30 二股
7:10 7:11 仙人新道ベンチ
8:04 8:24 仙人峠
8:53 9:06 池の平小屋
10:30 11:22 池ノ平山（南峰）
11:53 12:20 池平山
12:43 13:03 池ノ平山（南峰）
14:01 池の平小屋

3日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:32
• 合計: 8:57

4:33 池の平小屋
5:00 5:46 仙人峠
5:59 6:21 仙人池ヒュッテ
7:53 7:54 仙人温泉小屋
8:08 8:09 仙人温泉湯元
8:31 8:31 雲切新道最高点
10:38 10:46 仙人谷ダム
10:59 11:04 東谷吊橋
12:14 12:16 東谷吊橋
12:31 12:37 仙人谷ダム
12:38 12:38 仙人谷駅
13:06 13:07 権現峠
13:30 阿曽原温泉小屋

4日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:59

4:52 阿曽原温泉小屋
6:28 6:38 折尾ノ大滝
6:44 6:44 オリオ谷
7:12 7:13 大太鼓
8:31 8:38 蜆谷
9:15 9:15 水平歩道始・終点
9:48 9:50 欅平駅
9:51 ゴール地点

天候

連日快晴♪

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

立山駅前の駐車場が満車だったので、その南の常願寺川砂防緑地公園駐車場（無料）に駐車

立山駅〜室堂（ケーブルカー＋バス）は、WEB予約のおかげで非常にスムースでした
https://tateyama-kurobe-webservice.jp/AlpenTour/html/VW001W0010.html

下山地の欅平駅（G地点）からは、トロッコ列車〜宇奈月〜富山電鉄〜立山駅の4時間程の鉄道旅で車を回収（1980円＋2140円）

コース状況／危険箇所等

室堂〜立山〜剣沢テント場と池の平小屋〜欅平は特に問題ありませんでした・・雲切新道は急坂ですが、恐ろしいばかりの長さのロープ・鎖で整備していただいています

剣沢雪渓は雪が非常に少なくて、歩き難い高巻き通過部分が多くて楽はできず・・ピンテマーク等から雪渓に下りても、雪が薄かったりクレバスが多かったりして3度高巻道に戻りました

ナム滝からは左岸に明瞭な巻道指示あります

今回難所だったのはやはり池平山南峰〜北峰間でした・・ルーファイに失敗したものの、時間的余裕は十分あったので、ジックリ行って何とかクリア

南峰ピーク手前から（ピンテが見える）薄い踏み跡を下り、3本の残置ロープを頼りにその下端まで下りるも、その先のルートが判らず20分以上ウロウロ・・左下にコルが見えるのでそちらに気を取られたのが原因で、（帰路で分かった）ロープ末端の右下の（ボーボーの）草を分けると踏み跡が見つかります（写真90）

中間部のハイマツ漕ぎも、帰路は比較的わかり易かった下刈りされた部分が行きでは全く判らず格闘に（写真89）

北峰手前の岩場は、右から巻いて比較的スムースでした（写真82）

その他周辺情報

真砂沢ロッジ（１泊夕食+弁当11800円）はパーテーションで仕切られた布団2枚分のスペースがもらえ、（使いませんでしたが）シャワーあり・・夕食のタンドリーチキンも美味

池の平小屋（１泊夕食+弁当12000円）はパーテーションで仕切られた布団1枚分のスペースで、露天五右衛門風呂（または内風呂）に入れ、裏剱がツマミのゼイタクな外酒はサイコ〜でした

阿曽原温泉小屋（１泊夕食+弁当11500円）は10人部屋の2人利用で、標高差60ｍ下るものの解放感抜群の温泉露天風呂に入れました・・ふんわりアジフライや冷しにゅうめんもＧＯＯＤ

下山後は、（もういつものと言っていい）亀谷温泉 白樺の湯（076-481-1301 ）へ・・470円とリーズナブルですが石鹸・シャンプー等は要持参

写真

8/10 4:58

立山駅アクセス中の神通川支流・熊野川辺りでご来光が見られそうで待つことに

8/10 5:03

大日岳

8/10 5:03

剱岳

8/10 5:25

毛勝三山辺りから来そう

8/10 5:27

来ました！

8/10 5:27

釜谷山〜猫又山の鞍部から

8/10 7:01

立山駅〜室堂はWEB予約してあって非常にスムース

8/10 8:48

室堂到着し〜

8/10 8:52

立山ドッカ〜ン！

8/10 8:58

奥大日岳とミクリガ池

8/10 9:52

一ノ越に到着すると〜

8/10 9:52

北ア南部の展望

8/10 9:52

槍穂に〜

8/10 9:52

水晶

8/10 9:52

龍王岳が間近に屹立

8/10 9:53

雄山へ

8/10 10:18

次第に薬師がせり上がってきます

8/10 10:20

青空に向って登り〜

8/10 10:36

一等三角点「立山」に到着

8/10 10:39

爽快な眺め

8/10 10:39

五色ヶ原の上に聳える薬師岳

8/10 10:41

雄山山頂へ

8/10 10:49

700円也です

8/10 10:50

大汝山に〜

8/10 10:50

剱岳

8/10 10:50

頭を垂れてお祓いを受けます

8/10 10:59

室堂平を見下ろす眺めはまさに神々の庭

8/10 11:06

雄山を振り返りつつ〜

8/10 11:18

最高地点の大汝山へ

8/10 11:32

時間が押して富士ノ折立はスルー

8/10 11:41

氷河認定の内蔵助カール

8/10 12:50

別山南峰到着

8/10 12:54

白馬を中心とした後立がいい眺め

8/10 12:56

剱〜八ツ峰も

8/10 12:57

振り返ると立山〜浄土山

8/10 12:57

ズームで

8/10 13:00

剱御前

8/10 13:01

大日連山と奥に能登半島もクッキリ

8/10 13:26

テントが少な目で絵的には寂しいですがヤッパリカッケ〜

8/10 14:26

剣沢雪渓は雪少な〜

8/10 14:27

このマーキングから下りてみます

8/10 14:36

行けそうでしたが〜

8/10 14:37

ヤッパリ割れ割れで又高巻道に戻りました

8/10 15:10

やっと雪が安定したものの、恥ずかしながらアイゼン外れの不具合発生・・剣沢は片足でも問題ありませんが、翌々日の北方稜線は計画変更に

8/10 15:39

こんなスノーブリッジはもちろん回避

8/10 15:48

ナム滝からは〜

8/10 15:44

ピンテに従い巻道へ

8/10 17:06

真砂沢ロッジ到着

8/10 17:07

オープンテラスは快適

8/10 17:24

タンドリーチキンの夕食も美味しかったです

8/11 5:12

翌朝は前剱〜一服剱のモルゲンロートとともにスタート

8/11 5:57

もう全然雪は無くて平和な沢沿いの道

8/11 6:08

1ヶ所、沢のヘツリあり

8/11 6:09

足場と鎖を頼りに慎重通過

8/11 6:29

二股吊橋から登りになります

8/11 6:30

これも氷河認定の三ノ窓雪渓

8/11 6:52

剣沢の先に五竜〜鹿島槍

8/11 6:53

先月歩いた八峰キレットの稜線

8/11 7:11

裏剱のギザギザとこの日の目標である池平山

8/11 7:11

ちょいズームで

8/11 7:56

仙人新道からだと目指す北峰は見えていません

8/11 8:02

鹿島槍〜爺ヶ岳

8/11 8:04

これは見事な絵の道標

8/11 8:21

仙人峠から旭〜白馬〜白馬鑓

8/11 8:22

不帰嶮〜唐松

8/11 8:22

五竜の下に仙人池ヒュッテ

8/11 8:22

シッカリと双耳峰に分かれた鹿島槍

8/11 8:43

ミヤマアキノキリンソウ

8/11 8:45

ハクサンチドリ

8/11 8:52

平ノ池

8/11 8:53

池の平小屋に到着

8/11 9:25

南峰へは平和な道

8/11 9:31

モミジカラマツ

8/11 9:38

コバイケイソウ

8/11 10:24

南峰〜北峰

8/11 10:31

南峰にもきれいな絵の標識

8/11 10:36

チンネを親玉にした裏剱の眺めが素晴らしい

8/11 10:37

白馬〜唐松と手前は坊主山のよう

8/11 10:56

北峰へ残置ロープ頼りの下り

8/11 11:26

ロープの先で迷いまくりましたが何とか鞍部に下りて振り返ったところ

8/11 11:26

その先は草やハイマツを分けながら

8/11 11:47

岩場は、最初は直登しましたがその後は右から巻いて〜

8/11 11:57

北峰ピークに到着！・・ここで2千5百m峰完登にリーチ

8/11 12:00

北方稜線の白ハゲ〜赤谷山〜毛勝三山

8/11 12:00

富山湾〜能登半島

8/11 12:00

何枚も撮ってしまう裏剱のギザギザ

8/11 12:00

写真左に南峰ピーク

8/11 12:05

今回の目標ピークだけにセルフで

8/11 12:30

帰路からの方向の方が、ハイマツ・草の下の踏み跡が判り易かったです

8/11 12:47

帰ってきて判りましたが、残置ロープ下端部では左のコル方向ではなく右下を探ると踏み跡あり

8/11 14:03

池の平小屋に帰着

8/11 14:44

五右衛門風呂に入った後での〜

8/11 16:31

スバリ〜針ノ木〜裏剱がツマミの外酒はサイコ〜でした

8/11 17:39

夕食後には〜

8/11 18:40

チンネのアーベンロート

8/11 23:57

深夜には天の川も

8/12 4:32

翌未明は仙人峠でのご来光待ちからスタート

8/12 5:15

後立の山々とチングルマがいい感じ

8/12 5:15

木道の先に鹿島槍〜爺ヶ岳

8/12 5:18

チンネ〜小窓の王が軽くモルゲンロート

8/12 5:18

もうご来光は出ている感じで光の帯

8/12 5:23

五竜の肩が輝き出し〜

8/12 5:25

来ました！

8/12 5:26

ダイヤモンドほぼ五竜岳でした

8/12 5:45

朝露でチングルマが瑞々しい

8/12 6:20

仙人池

8/12 5:59

風が緩いおかげで逆さ剱がキレイに見えました

8/12 7:23

沢沿いを豪快に下ります

8/12 7:27

スノーブリッジは崩れていてマーキングに従い間を通過

8/12 7:54

仙人温泉から後立の山々

8/12 7:54

唐松が存在感

8/12 8:03

カランコロン橋は水量少なく問題なし

8/12 8:11

判り難いですが小噴気が上がる仙人温泉源泉

8/12 9:22

暑くなったこともあって急坂の雲切新道は大変

8/12 10:31

急坂終わって黒部川・仙人谷合流地点

8/12 10:36

阿曽原小屋チェックインには時間が早過ぎるので、十字峡への日電歩道を少し偵察に

8/12 11:03

吊橋を渡ると、全然水平じゃない高巻きに

8/12 11:41

この辺りは雰囲気あり

8/12 11:43

半月峡の少し手前で弁当食べて戻りました

8/12 13:31

阿曽原温泉小屋に到着

8/12 16:59

温泉につかった後で涼風満喫・・小屋下のここだけアンテナ1本立ち久しぶりに繋がりました

8/12 18:00

夕食のフンワリあじフライと冷やしにゅうめんは美味しかったです

8/13 4:52

早くも最終日の翌朝、テント場を抜けて欅平に下山します

8/13 5:40

ブナの水平歩道もありますが〜

8/13 5:45

手すりの無い木階段は結構難所

8/13 6:31

折尾谷大滝

8/13 6:38

体感的には迫力十分

8/13 7:33

大太鼓から奥鐘山西壁

8/13 7:54

ヘッデン・ヘルメット必要なトンネルなどもあって結構時間がかかりましたが〜

8/13 10:01

何とかトロッコ列車始発に間に合いました

8/13 11:14

宇奈月温泉経由で〜

8/13 14:06

ノンビリと列車の旅を楽しみ立山駅に帰還

撮影機器：

IXY 650 CANON

α7 III ILCE-7M3 ボディ SONY

Galaxy S22 SC-51C docomo サムスン

感想

sht

例年のお盆連休は（台風等で）意外に天気に恵まれないことが多いですが、今年は8連休取ったおかげで前半はバッチリはまってくれました。

向ったのは2千5百m峰の池平山（未登の最高峰）をメインに、立山〜黒部の縦走です。

実は、計画では池の平小屋から剱岳北方稜線縦走がAプランだったのですが、恥ずかしながら剣沢雪渓で左アイゼンが外れてしまう不具合が発覚。

前日に調整してはおいたのですが、（剣沢では片足アイゼンでも問題ないものの）北方稜線では万一にも許されず、Bプランの（初）黒部の縦走に現地変更となりました。

実際、天気は予報通りで4日間ドピーカン♪　これまで悪天候に見舞われる確率が高かったお盆連休に、連日北ア絶景を満喫できてラッキーでした。

ここ数年の懸案だった池平山北峰も、ルーファイに少々苦労したものの時間的余裕のおかげでジックリ探って何とかクリア。

サワリ程度とは言え水平歩道など初めて黒部方面も歩くことができ、今後の参考にもなった縦走でした。

コメント

rxv11051

お疲れ様でした♪ 2500m峰あと1座ですね。　次の偵察レポート楽しみにしてます。
安全第一で楽しみましょう！

sht

rxv11051さん おはようございます！
池平山先行登頂情報、参考にさせていただきありがとうございます。
いつもながらレコを楽しく拝見させていただきました。
硫黄岳はさらに大変そうで、モーチベーションの高まりを（マグマの上りのごとく）待つところです。
お互い難山を楽しみましょうね

chico

11日に池平山で北峰のお話を伺った者です。翌朝北峰行ってきました！
山頂で会った男性は引き返されましたが、ひとりで行ってきました。
岩を直登しようとしたり行ったり来たりしましたが、なんとか辿り着きました！
イチゴ🍓がたくさん実になっていたので、たくさん食べて元気が出ました。
今の時期が暑いし藪が濃くて難易度高いかもしれませんね(笑)

sht

chicoさん　こんにちは!
池平山北峰お疲れさまでした。登頂されて何よりです。
天気にも恵まれ、裏剣の眺めはサイコ〜でしたね🎵

ひじり

とうとう池平北峰に行かれたんですね。登頂おめでとう御座います🍾

sht

ひじりさん　ありがとうございます
道には迷いましたが、時間的余裕のおかげで何とか登頂できました。
何より、先達方々の情報あっての北峰で、ヤマレコ様々です！