槍ヶ岳 天狗池〜南岳〜中岳〜大喰岳を周回
- GPS
- 50:21
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,087m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:40
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 9:46
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:56
天候 | 1日目 晴れ,2日目 あっ晴れ,午後少し霧,3日目 晴れのちにわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗池から稜線までは長い岩場の登り.南岳からの稜線歩きは地味にアップダウンがあり、中岳からは岩場の下りがあります.槍ヶ岳山頂への往復は上り下りでルートが決まっており、ヘルメット必須,3点支持で緊張感が必要です. |
その他周辺情報 | 湯の華銭湯瑞祥 松本館 駅近のきれいな日帰り温泉 http://zui.sakura.ne.jp/matsumoto/index.html |
写真
感想
アルプスエンタープライズのツアーに参加.
初日.7時すぎの新幹線で高崎を出発,長野からしなの鉄道に乗り換えて集合の松本駅へ.参加メンバー5名とガイドさんでアルピコのジャンボタクシーに乗り,上高地へ向かいます.1時間20分でバスターミナルに到着,天気も良く,大勢の人で賑わっています.ビジターセンターでお昼を食べて出発.明神,徳澤,横尾までは平坦な道,トイレも整備され,小休憩を取りながら進みます.横尾からは登山道となり,槍沢に沿って徐々に高度を上げていきます.槍見河原では木の間から初めて槍ヶ岳が姿を見せ,16時過ぎに槍沢ロッジに到着.ロッジは木の温もりを感じさせるきれいな小屋で,お風呂にも入れて感動!湯船につかって汗を流すこともできました(17時まで)
2日目.朝食を摂り,5:30に出発.ババ平のキャンプ場,大曲りを過ぎると陽が射してきて雲一つない快晴!期待できそうです.右手には東鎌尾根,正面には中岳でしょうか,3000mの稜線が見えています.天狗原分岐を折れて進むと天に向かってそびえる槍ヶ岳の雄姿が.天狗池は思ったより小さく感じましたが,風もなく,水面に逆さ槍もばっちり映っており,見たかった風景を見ることができました.稜線まではごろごろした岩の長い登り,汗をかき,息を切らせて2時間ちょっとで何とか到着.荷物をデポして南岳へ.空身だと足取りも軽く,本日1座めの3000m峰南岳に登頂.眼下には南岳小屋が見え,その先が大キレットです.分岐まで引き返して天空の稜線歩きスタート.少し下ってザレた斜面を登ると2座目の3000m峰中岳です.中岳をすぎると結構急な下り,ハシゴもあります.槍はずっと見えていますが,ガスが出てきて天気の心配をしつつ,3座めの3000m峰大喰岳へ.下りと登り返しで地味に体力を消耗します.大喰岳山頂まで来ると槍はもう目の前,飛騨乗越まで下って最後の登りを頑張ると槍ヶ岳山荘に到着です.かなりバテていましたが青空も見えてきたため,炭酸で喉を潤し,穂先へGO!急角度の岩場で3点支持で岩をつかみ,足場を確認して登っていきます.鎖や岩に打ち込まれたピンにも頼りつつ上へ.垂直のハシゴを登りきるとついに本日4座めの3000m峰槍ヶ岳に登頂です.人はそれほど多くなく,飛騨側や裏銀座方面の眺望はなかったものの,1日歩いてきた南岳からの稜線や北鎌尾根の急峻な岩峰が見えてしばし達成感に浸りました.下りも気は抜けません.緊張感をもって慎重に下り,小屋に戻りました.下ってくるとガスで視界が悪くなり,ちょうどいいタイミングで登れたんだとメンバーとビールで乾杯しました.夕食前には小屋の近くに落雷があってびっくり.天気は目まぐるしく変わります.
3日目.槍ヶ岳に別れを告げて下山です.槍沢ルートの下りは難所もなく順調に進み,3時間で槍沢ロッジに到着.この日は雲がかかって眺望がいま一つ,前日を振り返って本当にラッキーだったと山の神様に感謝です.10:30すぎには横尾に到着.あとは高低差もなく,徳澤園でソフトクリームをいただいたり,明神池近くの穂高神社奥宮にも立ち寄ってゴールを目指します.楽な道のはずですが,3日間で43kmに及ぶ長い行動距離,足の裏も痛くなってきて最後はバテました.上高地到着寸前で滝のような雨が降り出してびっくり.いろいろありましたが,天気と眺望にも恵まれた大満足の山行でした.
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