北アルプス後立山連峰縦走〜扇沢から日本海を目指すも白馬で無念の下山〜
sirius
- GPS
- 78:15
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 4,375m
- 下り
- 3,878m
アクセスを調べる
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柏原新道登山口9:45 - 12:46種池山荘13:55 - 14:44爺ヶ岳中峰14:55 - 冷乗越15:35 - 冷池山荘15:47
9月6日
冷池山荘5:20 - 布引山6:11 - 6:48鹿島槍ヶ岳南峰7:10 - 8:27キレット小屋8:47 - 10:03北尾根ノ頭10:15 -
G511:00 - 11:55五竜岳12:15 - 12:55五竜山荘14:00 - 唐松岳頂上山荘16:08
9月7日
唐松岳頂上山荘7:20 - 唐松岳7:37 - 不帰嶮一峰9:05 - 天狗の大下り - 天狗ノ頭10:42 - 11:04天狗山荘11:30 -
鑓ヶ岳12:27 - 杓子岳13:14 - 白馬山荘14:30
9月8日
白馬山荘6:50 - 白馬岳7:04 - 三国境7:27 - 小蓮華山8:00 - 9:04白馬大池山荘9:24 - 栂池自然園ロ-プウェイ乗り場11:15
| 天候 | 9月5日 快晴のち午後よりくもり 9月6日 晴れのちガス 9月7日 強風のちに雨まじる 9月8日 強風と雨、次第に風は止む |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
栂池自然園〜栂池高原(栂池ロ-プウェイ、ゴンドライヴ) 1720円 栂池高原〜白馬(川中島バス) 23分 540円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★扇沢〜種池山荘 扇沢バス停より15分ほど車道を引き返すと柏原新道登山口があります。周囲に 駐車スペ-スはありますが全て埋まっていました。車利用の場合は早い到着を 心掛けるべきでしょう。また、扇沢駅付近の駐車場も利用可能です。 柏原新道は登り初めこそモミジ坂の急坂ですが途中、稜線と種池山荘が見えて くると次第に緩やかになります。全体的に歩きやすい道です。当日は日曜日 ということもあって、多くの下山者とすれ違いました。 ★爺ヶ岳 南峰と主峰の中峰には巻き道があります。最高峰の中峰は展望が良好です。 ★冷池山荘のテン場 小屋から約7〜8分登った所にあります。周囲の展望はいいのですが、小屋から 離れているのでトイレや水の補給など少し面倒です。用事は一度で済ませたい ですね。利用料500円、水は1L150円 ★鹿島槍ヶ岳〜五竜岳 今回の縦走路の核心部は、後立山の盟主、鹿島槍から五竜に至る険しい岩の道 です。いわゆる八峰キレットです。クサリ、ハシゴが連続し、集中して通過す る必要があります。しかし、要所に整備されていて、岩のマ-キングもしっかり しています。確かに難所であることに違いはありませんが、岩稜歩きを楽しむ ことができるでしょう。なお、北尾根ノ頭の先にG5、G4の岩峰があります。 こちらもクサリの登下降が続く気の抜けない箇所です。八峰キレットと比べて 遜色ない集中力が必要だと感じました。 ★五竜岳〜唐松岳頂上山荘 大黒岳を過ぎると牛首の岩場です。ここは危険箇所は短いものの、クサリがあ るやせ尾根で、岩が脆くかなりスリルを味わえます。慎重に通過します。ここ を越えると唐松岳頂上山荘です。 ★唐松岳頂上山荘のテン場 テン場は小屋のすぐ下にあります。テントを張れる場所はさほど多くありませ ん。先着順に埋まっていくので到着が遅いとかなり下の方に設営することにな ります。利用料700円(トイレ代込み)、水1L150円 ★唐松岳頂上山荘〜白馬岳 不帰嶮は八峰キレット同様、クサリ、ハシゴが連続する岩場です。三峰から一峰 のなかで特に二峰の北峰から一峰にかけてが核心部です。落ち着いてクサリ、 ハシゴを利用すれば問題ありません。今回は富山側からの強風を受けながら通 過しました。降雨時は非常に岩が滑りやすくなるので通過は控えた方が無難で す。 ここを抜けた後に天狗の大下りの登りが待っています。不帰嶮を通過した後で 少し体力的にきついかもしれません。クサリもありますので慎重に通過します。 天狗山荘からは比較的なだらかな道になります。天狗山荘には水場があるので 補給に最適でしょう。白馬まで特に危険箇所はありません。 ★白馬岳〜栂池自然園 小蓮華山や雷鳥坂で頻繁に「雷鳥」と遭遇しました。白馬周辺には特に多く生 息しているようですね。道は特に危険箇所はありませんが、白馬大池からゴロ ゴロした大きな岩の上を歩くので降雨時は注意が必要でしょう。天狗原への下 りでは一箇所雪渓を通過します。天狗原では木道を歩きます。道をはずれない ように。 栂池山荘と栂池ヒュッテを過ぎてしばらく車道を下りると右手にロ-プウェイ の乗り場があります。 ★入浴施設 栂の湯 ゴンドラを下りてすぐ 700円 (但しロ-プウェイ、ゴンドライヴの乗車券を提示すると100円割引になる) |
写真
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テン場中央が私のテント
その左のテントが---masa---さん
のテント。ヤマレコユ-ザ-とは
知らずにこんなにそばにテントを
張っていた
中央が私のテント
その左のテントが---masa---さん
のテント。ヤマレコユ-ザ-とは
知らずにこんなにそばにテントを
張っていた
振り返る
見るからに険しいが
実際はクサリがあって
それほど難しくない
ガスっています
中には停滞している女性パ-ティ-数名
がいた
感想
昨年に続き2度目の北ア縦走。
今年は後立山をメインに、少し欲張って栂海新道から親不知へ下りる4泊5日の縦走を計画した。
入山前日。仕事を終えて新宿18時発のス-パ-あずさに乗車。諏訪湖新作花火大会
を尻目に塩尻の信州健康ランドへ向かった。土曜日のため大勢の客で賑わっていた。
ここに宿泊して翌朝、大糸線で信濃大町へ。大町からはバスに乗換えてアル
ペンル-トの長野側の玄関口、扇沢を目指す。
天気は快晴だった。これからの縦走に期待が膨らむ。柏原新道の登りはさほどき
つくないのだが、如何せんザックが20�垓瓩そ鼎気里燭瓠⊇襪気發△辰討泙燭靴�
も大量の発汗を招いてしまった。こまめに水分と塩分の補給に努めた結果、結局、
500mlのアミノ酸飲料を種池山荘に着く前に空にしてしまった。
冷池のテン場は小屋からだいぶ上部にあった。小屋で水2Lとビ-ルを購入。テン場
と小屋の往復がひじょうに面倒だ。疲れるだけ。でも仕方ない。
ここで驚きの出会いがありました。後日知ることになったのですが、何と私のすぐ
そばにテントを張っていた方がヤマレコユ-ザ-の---masa---さんだったのです。
そうとも知らずあまり会話はしませんでした。とても残念でした。
鹿島槍南峰からの展望は素晴らしかった。---masa---さんに写真を撮ってもらい先
を急いだ。これからいよいよ八峰キレットだ。クサリとハシゴが連続するが、慎重
に通過すれば問題はない。こことこの先の不帰嶮は岩場の難易度はそれほど高くは
ない。ただザックが重いのでバランスを崩さないようにその保持に注意しなくては
ならない。今、振り返ると鹿島槍〜五竜の岩稜歩きが一番楽しかった。
自分は岩歩きが向いているのかなと。いますぐにでももう一度いきたい。
唐松のテン場では強風に晒されあまり眠れなかった。正直恐かった。テントが飛
ばされるかと思った。不帰嶮でも終始この強風に晒されたが、雨が降らなかったの
が幸いした。強風と雨のなかではとても危険なことはいうまでもない。とにかく
気を抜くと飛ばされそうなこの強風に白馬までつきまとわれた。当然?、白馬では
白馬山荘に素泊り。とてもテント張れる状況ではありません。このときばかりは
山小屋のありがたさを感じましたよ。スカイプラザでホットコ-ヒ-とパンを口に
したときは本当にホッとした。
小屋のテレビで台風の進路予測を確認、翌日北陸に上陸との情報を受けて栂海新
道と日本海を諦めました。実際には熱帯低気圧になって足早に太平洋に抜けて
いったのですが、下山の判断は正しかったと思います。その時の情報で最良の
判断をくだせばいいのですから。でもとても残念で悔しい。不完全燃焼です。
体力も気力も食料もまだ十分にあったのでなおさら悔しいです。
下山は栂池高原にした。心配はロ-プウェイとゴンドラが動いているかどうか。
止まっていると車道を歩かないといけないので。でも杞憂に終わった。乗り場で
ザックの計量をしたら15�圓舛腓辰箸世辰拭�まあ、そんなもんかな。
ゴンドラを下りて入浴。カラスの行水だったけど。
帰りは白馬からあずさに乗ることができた。
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komadori さん
台風に遭われた様ですね。日記を読みました。
栂海新道は残念でした。
次回のお楽しみですね。
citrusさん、こんばんは。
今度の縦走は岩稜歩きと日本海へ下りる二つの目的を
もって臨みました。
残念ながら栂海新道を歩くことは出来ませんでしたが、
岩稜歩きを楽しめました。
機会を待って再び、日本海を目指します。
siriusさん こんにちは
日本海に着いた！と言うヤマレコが
見られると思っていましたが
凄い事になってますね(写真・感想)
ご無事で何よりです
いつか行かれる
再びの日本海へ
を勝手ながら楽しみにしております
siriusさん、こんばんは。
すごいですね、このコース。私も長旅をやってみたいんで
すが、今は体力的にいまいちです。
来年は、私も。
こんばんは、to4さん。
台風とはいえ悔しいですね。
中途半端で物足りなくて。
岩稜歩きが楽しかったことが
せめてもの救いですかね。
これからは六甲全縦へ気持ちを切り替えて
必ず最後までやり遂げますよ。
tayukayuさん、こんばんは。
今度の縦走は残念な結果になりましたが、重い荷
を背負っての岩稜歩き、テントが飛ばされそうな
ほど強烈な強風など、初めての経験も出来たので
悪いことばかりではなかったです。
何事も前向きに考えないとダメですね。
そうですね。日程があえばいいですね。きっと
楽しい縦走の旅になるでしょうね。
扇沢から入るこのルート、気に入りましたよ。
鹿島槍〜八峰キレット〜五竜岳〜唐松岳〜不帰嶮まで
歩きがいがありますね。歩いていてとても楽しかった
です。
siriusさん、こんばんは。
ご無事で何よりです。
スリル満点なレコですね
晴れの日もあれば、雨の日もある。
今回は残念でしたが、
次回日本海に到達したときには、
より一層の達成感がまっているでしょうね
六甲全縦、頑張ってください！！
こんばんは、erikkoさん。
天候が原因で途中下山したのは正しい判断だったと
思っています。
でも悔しいですよね。白馬まで行きながら諦める
なんて・・・
本当に栂海新道を歩きたかったのに残念です。
六甲全縦は抽選で「当選」
戴いたので、無駄にしないよう気合い
しばらくはトレーニング山行になります。
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