裏銀座〜読売新道

2016年08月03日(水) 〜 2016年08月06日(土)

• GPS: 80:00
• 距離: 51.1km
• 登り: 4,347m
• 下り: 4,131m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:50

8:30 高瀬ダム濁沢登山口
12:20 0:00 烏帽子小屋
12:20 宿泊地

2日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:15

4:45 宿泊地
7:20 7:40 野口五郎小屋
7:50 0:00 野口五郎岳
10:10 10:30 水晶小屋
11:50 11:50 鷲羽岳
14:00 三俣山荘

3日目

• 山行: 10:10
• 休憩: 0:40
• 合計: 10:50

4:40 三俣山荘
6:20 0:00 岩苔乗越
7:20 7:20 水晶小屋
7:55 8:20 水晶岳
9:00 0:00 温泉沢ノ頭
11:00 11:15 赤牛岳
15:30 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)

4日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 2:20
• 合計: 7:35

6:40 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)
8:20 10:20 平ノ渡場・仮設
10:30 0:00 平ノ渡場(黒部川対岸連絡船)
10:35 10:55 平乃小屋
13:45 0:00 ロッジくろよん
14:15 0:00 黒部ダム
14:15 ゴール地点

天候

8月3日（水）　晴れのち曇り　夜は土砂降り
8月4日（木）　晴れ　午前中からガスが湧く
8月5日（金）　晴れ
8月6日（土）　晴れ
　全日を通して風は微風

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 船

七倉の駐車場　　タクシーで高瀬ダムへ（4人乗車でシェア）
下山は扇沢からタクシーで七倉へ

コース状況／危険箇所等

前日2日の大雨の影響で高瀬ダムへの入山ゲートが8時前に開門
　濁沢の丸太橋や道路の確認のため開門が遅れたそうです
ブナ立て尾根
　急登が続きます　　行程を12の数字で区切ってます
烏帽子小屋のテン場
　かなり多く張れそうです　トイレ、水は小屋　ペグダウン
烏帽子小屋〜野口五郎岳
　三ツ岳（巻道）まで登ると野口五郎岳まではなだらかな道
野口五郎岳〜水晶小屋
　真砂岳から東沢乗越はヤセ尾根やゴーロが多い
水晶小屋〜鷲羽岳〜三俣山荘
　鷲羽岳から三俣山荘へは長いガレ場の下り
　鷲羽池はほとんど人は訪れないみたいですが、大きな池や平坦な砂場が
　北アルプスの稜線上とは思えない不思議な場所でした
三俣山荘のテン場
　ここも多く張れそうです　トイレは小屋内
　水場はテン場にありますが、ホースの具合が悪いみたいで細いので
　小屋の蛇口かテン場上部の雪渓の水を利用
三俣山荘〜黒部源流
　小屋から下り樹林帯に入り、源流に沿って岩苔乗越へ登り返します
　鷲羽岳やワリモ岳から支流が多く流れてきているので水場には困りません
　源流部（最初の一滴）と思われる場所は、岩苔乗越から少し下がったところでした
水晶小屋〜水晶岳〜読売新道
　水晶岳付近は切れ落ちているので注意が必要です
　読売新道は長く、赤牛岳を8/8としてほぼ等間隔に道標があります
　5/8まではザレた急な下りやゴーロが多く、結構足に負担がかかりました
　5/8付近が森林限界で、以降は樹林帯を歩きますがネズコの根が張りだしていたり
　泥濘んだ道もあり歩きずらい
　赤牛岳から奥黒部ヒュッテまで標高差は約1400mですが、距離が長いので
　徐々に高度を下げていく感じでした
奥黒部ヒュッテのテン場
　広場みたいな平坦な場所　　東沢の流れる音が聞こえる
　水場は小屋外にあり、トイレは小屋内で水洗です
奥黒部ヒュッテ〜渡船場
　丸太のはしごや桟道が何十箇所とあり、崩壊が進んでます
　はしごの登り降りで腿への負担が多かったです
　水場はたくさんあるので、持参する必要はありません
　人により歩く時間が違うと思いますので、初めての場合は渡船の時間に合わせて
　余裕を持ったほうがいいと思います
渡船
　無料です
平ノ小屋〜黒部ダム
　奥黒部ヒュッテ〜渡船場に比べて水平道が続きますが、一部はしごもあります
　距離はこちらの方が長く、黒部湖の地形に沿って歩くので目標が見えても
　時間がかかります
　ロッジくろよんから人が激増しますので、一般観光客に紛れてダムまで

写真

8/3 10:18

初日
　ブナ立尾根の急登で始まりました
　不動沢や濁沢の写真を操作ミスで削除してしまい木の根の
　つまらない写真から

8/3 11:34

朝は晴れていましたが、予報通りガスがかかってきました

8/3 12:18

烏帽子小屋
　二年ぶりです

8/3 13:59

テント場は賑わっています

8/3 14:27

ガスが切れるようになったきたので烏帽子岳へ

8/3 14:53

高瀬ダムが雲の隙間から見えました

8/3 15:20

まだ時間があったので、足を伸ばして南沢岳方面へ
　トリカブトが咲いていました

8/3 15:27

池塘
　静かな場所です

8/3 15:52

烏帽子岳
　やっぱり見る山ですね

8/3 15:55

コマクサ

8/4 4:54

2日目
　快晴、微風で寒くありません

8/4 4:55

日の出までもう少し

8/4 4:59

何度も振り向き写真を撮ります

8/4 5:01

今日もまた始まりました

8/4 5:02

烏帽子岳と立山が見えてきました

8/4 5:02

皆さん素晴らしい景色に見とれてなかなか進みません

8/4 5:11

赤牛岳
　この時間は朱牛岳ですね　明日行きます

8/4 6:18

野口五郎岳
　左右に槍と水晶

8/4 7:14

野口五郎岳
　白くかっこいい山でした

8/4 7:51

登頂

8/4 8:02

野口五郎岳を振り返る

8/4 8:07

水晶岳と五郎池
　池マニアとしては五郎池が気になる

8/4 9:57

東沢
　かつては黒部の本流だったとか

8/4 10:04

水晶小屋下のお花畑

8/4 10:09

その2

8/4 11:51

いきなり鷲羽岳

8/4 12:20

鷲羽池はどんな場所？
　下りてみました

8/4 12:28

お花畑がありました

8/4 12:36

静かな場所です

8/4 12:43

一周してみました

8/4 13:36

今日の寝床の三俣へ向かいます

8/4 18:16

テント場から鷲羽岳

8/4 18:53

夕方　明日の快晴を祈る

8/5 4:50

3日目
　黒部源流へ下ります

8/5 5:21

源流部なのに轟音が聞こえます

8/5 5:49

水が多いのでお花畑があります

8/5 5:49

振り返ると三俣蓮華岳に朝日が当たってます

8/5 6:09

この辺りの上が最初の一滴かな
　登山道は沢から離れます

8/5 6:19

岩苔乗越に着くと水晶岳が正面に

8/5 7:20

水晶岳へ向かいます

8/5 7:51

険しい道です

8/5 7:59

雲の平ともう一つの五郎

8/5 8:52

薬師岳と眼下に高天原山荘

8/5 9:02

温泉沢ノ頭から赤牛岳

8/5 9:35

赤いザレた斜面を歩く

8/5 10:57

烏帽子岳から三ツ岳
　烏帽子小屋の青い屋根が見える

8/5 10:58

赤牛岳から歩いてきた道を振り返る

8/5 11:16

これから下る読売新道

8/5 11:49

ゴーロが歩きにくい

8/5 12:20

道標の間隔が長い

8/5 12:54

樹林帯に突入
　蒸し暑くなる

8/5 13:01

最後の展望地　4/8

8/5 13:45

ネズコ

8/5 14:26

所々に急な場所があり気が抜けません

8/5 14:28

ギンリョウソウも進化していました

8/5 15:07

左に黒部川、右に東沢の轟音が聞こえてきたので小屋は近い

8/5 15:28

奥黒部ヒュッテ
　長い下りでした

8/6 6:35

奥黒部ヒュッテのテン場

8/6 6:42

4日目
　渡船場までのアドベンチャーな道へ

8/6 6:43

まずは急流の東沢を渡ります

8/6 6:45

この橋がないと渡れません

8/6 7:16

楽しんでばかりはいられません

8/6 7:29

ダイモンジソウ

8/6 7:30

水場が豊富にあります

8/6 8:11

何度も修復した経過が伺えます

8/6 8:21

渡船場へ

8/6 10:20

乗船まで約2時間ありましたが、先輩方との楽しい山談義で
あっという間でした

8/6 10:23

針ノ木の渡船場

8/6 10:24

風が気持ちいい

8/6 10:30

平ノ小屋の渡船場

8/6 10:33

平ノ小屋
　黒部湖までにシャリバテになりそうなのでラーメンを食べる

8/6 10:54

コースタイム4時間、これから行きます

8/6 11:05

意外と快適な道でした

8/6 12:02

こちらも所々に水場があります

8/6 12:25

平ノ小屋から1時間半
　赤牛岳〜読売新道、小屋が見えました

8/6 12:37

ようやくダムの堰堤が見えて、気持ちが上がる

8/6 12:56

御山谷
　この冷水を顔と頭にかけて生き返る

8/6 13:44

ここまで来ればもう少し

8/6 13:58

人が多くなり急に賑やかになりました

8/6 14:12

観光放水

8/6 14:14

遠くに赤牛岳

8/6 14:14

アップで

8/6 14:15

立山連峰
　今回の山旅はこれで終わりです

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

感想

分水嶺

今年の夏は、休みと天気の相性が良さそうなので北アルプスの縦走ができそう
前日に梓川SAで車中泊　　向かう途中の山梨では、雷雨が凄くて中央高速も
速度規制でした
朝に七倉へ到着したら皆さんの動きが遅い　　なんで？
昨夜の雨の影響でゲートの開門をしていないらしい・・
今日は登れるのか？　　タクシーの運転手は楽観的なので信じるしかない
幸いにもゆっくり支度ができました

一昨年に針ノ木峠から船窪を通って烏帽子まで歩いたので、今回はその続き
テント泊なのでテント場が限られ、烏帽子の次は三俣、さらに奥黒部ヒュッテと
一日の行程が長いので気合を入れて歩きました
初日の夜は土砂降りでしたが、寝ている間だったので問題なく、
4日間を通して天気が大きく崩れなくて、快適な縦走ができました

裏銀座〜読売新道、鷲羽池や黒部源流、黒部湖の湖岸を歩くなど北アルプスの奥地
を楽しむことができました
体力的に厳しかったですが、雄大な景色や奥地を歩いている雰囲気が自身の気持ちを
高ぶらせて、体力を補ってくれました

コメント

55mamikichi

こんにちは！
私は七倉からのタクシーでご一緒して、烏帽子のテン場では隣に張らせてもらった者です。その節はありがとうございましたー！　それにしても健脚ですねー。我々はヘタレ過ぎですが、笑。もうちょっと修行してから裏銀座に再チャレンジしたいです。また、どこかでお会いできる事を楽しみにしています！

分水嶺

Re: こんにちは！
55mamikichi さん
　４日間に渡る縦走お疲れ様でした
　七倉からのタクシーでご一緒したのも何かの縁
　烏帽子のテント場では、ご主人の軽妙なお話についつい引き込まれましたよ
　私も地元の丹沢に鍛えられて、北アルプスまで背伸びしただけです
　３日目の水晶から奥黒部ヒュッテまでの読売新道は、さすがに痺れましたが
　黒部の奥地を歩けて思い出深い山旅でした
　丹沢辺りで偶然にお会いするかもしれませんね　そのときはよろしくお願いします