今朝朝食を作った後で、録画した25分のTEDを見ながらストレッチをしていたら、そのTEDの内容に驚いてしまった。
インテルの主催するコンペで、15歳の少年がグランプリを受賞し、その少年が今回のTEDのプレゼンターなんだけど、彼の発明した物も凄ければ、そのプレゼンも実に素晴らしかった。
彼は2年前に叔父をすい臓癌で無くし、何とか救える方法は無いか、すい臓癌に関してグーグルとウィキペディアで調べ、高校に通いながら何と2年間でその方法を見つけ出したんです。
他の癌と同様に、早期発見が最良の救済方法なんだけど、すい臓癌の早期発見は非常に難しく、血液検査で非常に時間と費用がかかる。しかもそれだけかけても、発見できないリスクも大きいという代物で、スティーブジョブスもこれで無くなっている、アメリカでは非常に大きな死亡要因の1つだそうです。
彼はこれを、非常に安くて短時間で、しかも高い確率で発見する方法は無いかと考えたわけです。方法の説明は省きますが、無料の学術論文サイトでも調べたりし続けて、有るアイデアを思いつきます。
しかしそれを実証する為には、研究施設が必要です。そこで彼はこの自分のアイディアと実証する為の提案書を作成し、この手の研究者を調べて、200名にそれを送ったのです。天才だという返事を期待したのですが、199名から駄目だしをされ、1名だけから話を聞きたいという返事を貰います。
そこでそこに行って彼のアイディアを説明するのですが、ここでも20名の研究者が集まって彼のアイディアに反論します。なんとかそれらに答えて、やっと研究施設を使って良い事になりました。それから高校の放課後、毎日の様に通い続けて、やっと試作品を完成し、インテルの主催するコンペに応募してグランプリを取るわけです。
彼の作った物は、何と費用が5セント、血液をちょっと採って5分で結果がでるという画期的な物で、しかもその診断結果が従来の非常に高額で時間もかかる方法より、ずっと精度が良いのです。
彼はプレゼンの最後に言います。”僕の様な15歳でも、すい臓癌の事を全く知らなかったのに、ネットを駆使して調べ、考え続けて、実行すれば従来は不可能だった事ができました。今度はあなたの番です。貴方は何ができますか?”
(実際はこうは言いませんでしたが、大意は上記の様な内容です。。。)
これを見て、ガーンとこない大人はいないと思います。
TEDに載っているプレゼンは素晴らしいものばかりで英語の勉強にもなるので時々視聴しています。
Futaroさんが紹介したプレゼンはこちらですね。
http://www.ted.com/talks/jack_andraka_a_promising_test_for_pancreatic_cancer_from_a_teenager.html
思考、熱意、発明品、プレゼン内容、どれをとっても本当に素晴らしい。
melonpanさん、早速のリンク、ありがとうございます
論より証拠で、実際に見てもらうのが一番ですね。時々ジョークも入れたプレゼンの素晴らしさは、見て貰わないと分かりませんから。
Futaroさん こんばんは
melonpanさん リンクありがとうございます
まだ幼さが残っている感じが素晴らしいですね
200人の大人にアプローチして、
相手をしてくれたのがたったのひとり。
これがが多いのか少ないのかわかりませんが、
子どもや初心者の声を聞ける大人でいようと思います。
子どもの視線はいつも未来に向かっていて素晴らしいですよね
ihara1990さん、今晩は。
そうですね。誰も相手にしなかったらこの発明はどうなったのでしょう。日本で同じ事が有った場合、メールを受け取った大人で相手にする人が出てくるのかは疑問です。
如何にもアメリカ的だと思いました。アメリカで無いとこういう話が出てこない。こういう話が出てくるのがアメリカの強さだと。。。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する