著者の小野健氏には、栂海新道を歩いた時に、たまたま栂海山荘にいらっしゃって、直接お会いしたことがあります。すでにその当時から有名な方でしたので、一緒に写真をとらせて頂きました(3枚目の写真)。これが2010年9月のことなので、その直後に出版された書籍です。
第一部「山賊野郎の青春」と第二部「それからの栂海新道」の二部構成になっていて、第一部は1971年に出版されたものをベースに加筆修正し、第二部は書下ろしとのこと。栂海新道開伐のお話だけでなく、誕生日である大晦日を山で過ごす(当然正月も)という行事を50年近くも継続している点が驚きですが、その分、家族に大きな犠牲を強いてきたはずだと思います。1999年には大病していますが、半年でリハビリして、年末年始登山は途切れていなません。2003年正月は槍ヶ岳山頂で迎えられています(1932年生まれなので、満70歳と1日)。できることなら同じようなことをやってみたいですね。その後、2014年3月にお亡くなりになっています。
【読了日:2015年7月27日】
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