「エベレストに消えた息子よ」　しばらく前に読んだ山の本

2017年02月14日 12:20山岳図書レビュー（書籍）全体に公開

「エベレストに消えた息子よ」　しばらく前に読んだ山の本

★「エベレストに消えた息子よ加藤保男‐栄光と悲劇の生涯」　加藤ハナ著（山渓ノンフィクション・ブックス、山と渓谷社、1984年1月）

タイトルのイメージから、当初は母の目線がややもするとうっとおしく感じられる内容かな、と邪推していましたが、読み進んでみると本当に立派なお母さんであることが良く理解できました。加藤保男氏のことも、どちらかと言うと「目立ちたがり屋さん」かと思っていましたが、それも訂正しなくてはいけないと感じました。きっと、青春時代に読むとより良い本ではないでしょうか。　　【読了日：2005年8月5日】

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イグルスキー米山

RE: しばらく前に読んだ山の本「エベレストに消えた息子よ」
おお、こんな本があったのですか。そろそろ母の年齢に近いから、むしろ良いかも。

2017/2/14 20:05

nomoshin

RE: しばらく前に読んだ山の本「エベレストに消えた息子よ」
yoneyamaさん、コメントありがとうございました。

おっしゃるように、年齢的には、私もすでに登る側ではなく見守る側でした。幸か不幸か、息子も娘も山以外のものに打ち込んでいるようです（笑）

加藤家では長男（滝男氏）の後を追って次男（保男氏）もという流れであるところが特徴的かも知れません。

「山渓ノンフィクション・ブックス」のシリーズには、私は松田宏也著「ミニヤコンカ奇跡の生還」＆「足よ手よ、僕はまた登る再起への５００日」から入門（？）したのですが、実はまだ読んでいないタイトルが結構あります：
・頂は誰がために―ラトックⅠ峰初登頂の記録
・喪われた岩壁―第2次RCCの青春群像
・女たちの山―シシャパンマに挑んだ女子隊9人の決算
・ザイルの二人―満則・秋子の青春登攀記
・砂漠と氷雪の彼方に―チョゴリ登頂の全記録
前世紀（80年代前半）の出版なので、入手が困難になりつつあるものもありそうです。

2017/2/15 12:31