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穂高周辺で遭難死した人たちの話が、全11編で構成されています。ヤマケイ文庫に収録されていますが、そもそもは三笠書房から1965年7月に出版された同名の図書を底本としているとのことですので、古いもの(明治38年、昭和3年、昭和6年、昭和7年、昭和11年、昭和12年、昭和13年、昭和19年、昭和23年、昭和29-30年、昭和34年)ばかりです。このうち、昭和23年の事故は「風雪のビバーク」で有名な松濤明氏と有元克己氏の北鎌尾根付近での遭難死です。このように本書のタイトルは「穂高に死す」ですが、穂高岳だけではなく、槍ヶ岳なども含めた北アルプス南部が舞台です。巻末の解説「山における死とは?」を遠藤甲太氏が書いていますが、これがなかなかユニークでして、夢の中で作者の安川茂雄氏と言葉を交わすという形態をとっており、ここだけを読んでも日本の山岳歴史の一端に触れることができます。 【読了日:2015年9月18日】
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