原著は、
SOUTH The Story of Shackleton's Last Expedition 1914-1917, by Sir Ernest H. Shackleton C.V.O. 1919.
だそうですが、読んだのはもちろん翻訳本で、全部を翻訳したものではないそうです。(あとがきによる)
南極大陸横断の試みに失敗したが、28名全員が1年9ヶ月間もの苦闘の末に帰還したノンフィクション。けっこう有名な本らしいので、探検とかが好きな山ヤさんには読まれたことがある方も多いのではないかと思いますが、恥ずかしながら私は初めて読みました。
そのきっかけというのも、今回の東北関東大震災で危機管理が叫ばれるなか、何かちょっとでも参考になるかな、と思ったからです。ただ読後の感想として、実際には、普段から言われていること以外にこれと言った「種明かし」みたいなことはなく、逆に言うと王道をきちんと実践できたところこそが、一番の凄さかな、と思った次第です。それともうひとつは、やはりイギリス(大英帝国)人の粘り強さ、したたかさ、奥深さ、でしょうか? エベレストだってイギリス人でしたし、南極点だってアムンゼン(ノルウェー人)にタッチの差で敗れましたが、悲劇の最後を遂げたスコットもいたわけですし・・・
私もこの本が大好きで「好きな本は?」と聞かれたら、この本を一番に挙げます。
この本の一節
「人間に 不可能なことを 成し遂げさせる 何ものかに感謝を捧げて」
がとても気に入っています
nomoshinさんこんにちは
シャクルトンのこの遠征、本人以外の著書でもいくつもありますね。数年前、危機管理のリーダー本みたいに少しはやりましたが、そんなの置いといて、文句無し面白いですね。
極北―フラム号北極漂流記 (中公文庫―BIBLIO)
も凄く良い本ですよ。
nomoshinさんは昔のたくさんの記録が手元におありのようですね。ヤマレコは入力して行くと、自分の山の日数や傾向や山域地図が集計で表示され思わぬ感動をします。この春はなかなか山に行かれませんので記録アップに良い機会ですね。
westupさん、yoneyamaさん、コメントをありがとうございました。ちょっと気づくのが遅れました m(_ _)m
ヤマレコは今年になってからはじめましたので、まだまだ新米です。みなさんの記録などを参考にして、少しづつ成長していくのが楽しみです。
通勤が電車で片道1時間弱あり、しかも幸いにラッシュと反対向きなものでゆったりと読書をすることができるという恵まれた環境ですので、これからも山の本などを読んでいこうかと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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