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雑誌「岳人」に掲載された2つのシリーズを単行本化したもののようです。
第一部は「30の質問」(質疑応答形式のインタビュー)、第二部は「備忘録」(自由に語って頂くインタビュー)。第一部は若手も多く含まれるが、第二部は遺言的(!)な性格の企画なので、長老が多い。
第一部から第二部の前半くらいまでは、クライマー/アルピニズムが主役/主題で、少々自分とは違う世界って感じ。後半には、編集者や作家、写真家も登場し、文化的な側面も増えてきて、少し親しみが増してきました。個人的には、佐伯邦夫さんや横山厚夫さんの語りなどが特に身近な印象でした。
山岳界の人物(や山岳図書など)を一度に知ることができるというメリットは大きいものの、本来はやはり雑誌で、ひと月に一編づつ消化して行くのが正しい読み方のように感じました。(一度に読むと、ちょっと食傷気味・・・)
でもやっぱり、山歩きは、他人の真似ではなくって、創造力を発揮して、自分のオリジナルな作品に仕上げるところが本当の愉しみなんだ、ってところは強く再確認した次第です。どこを登ったかではなくて、どう登ったか。「会心の山行」と言えるものをこれからも少しでも増やして行きたいです。
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