マッターホルンに初登頂したウィンパーのお話のように引き込まれる部分があります。但し、ザイル仲間の伊藤氏との確執のようなものがあって、最終的にはそれはめでたく解決するのですが、人間模様も織り交ぜてのドラマに仕立てあがっています。投げ縄なども登場します。
5度目のアタックで二人の教え子(著者は教師で山岳部の部長)はついに難関を乗り越えるものの、本人は一人岩壁に残され、ビバーク。奇跡の水滴で命を伸ばし、翌日、前述の伊藤氏らに救出されるというちょっと感動モノのお話です。
なお、この本には出てきませんが、著者の弟が前穂で遭難死した事件があの有名なナイロンザイル事件だそうです。
nomoshinさん、本当に凄いペースで読んでいますね、
この本は読んでいませんが、名前と記録は知っています、
それにしても今時、先人の記録や苦労などを知らずに登っている人が多い中深く感心しますよ、
山から遠ざかっている間に登山の方法や道具の進歩は眼を見張るものがありますね、
私らの時代はまだ昔流の上り方でしたし、そこに取り付きまで行くのでさえ苦労したものでした、
今は記録などはネットで調べれば簡単に解りますが当時は本以外わからず、
記録などを読んで実際自分の目で確認し技術を高めていったものです、
石岡繁雄著「屏風岩登攀記」は読んでいませんので感想は書けませんが想像はつきますよ、
私の手元にあるのは安川茂雄著「近代日本登山史」昭和44年出版です、当時の古い写真や記録が載っています、
この本には屏風の事は詳しく書いてありますよ、
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する