ここしばらく自分が生まれたころに活躍されていた方々の山岳図書を読んでいましたが、自分より若い方のものをと思い、山野井さんの本を手にしたわけです。1965年4月21日生まれ。テレビなどでも数多く紹介されているので、有名な方です。登山歴もすごいですが、人柄もすごい、と思いました。
この本は副題にあるように、7つの章からなっていて、第7章がギャチュン・カンで、奥さんの妙子さんと手足の指を凍傷で失うことになるものです。
それぞれの章も素晴しいのですが、各章の間にコラムが挿入されていて、こちらも一読の価値があります。私が特に感銘を受けたのは、「クヌギの木と柿の木」「山で死んでも許される登山家」の2編です。
この半世紀で世の中もクライミングも非常に大きく変化していますが、山野井さんのこの作品を読むと、世代交代ごとに進歩している人間の素晴しさを感じた次第です。
nomoshinさん はじめまして。
山野井氏関係の図書として、「凍(とう)」(沢木耕太郎氏 著、新潮文庫)はもうお読みになりましたか?
山野井夫妻のギャチュンカン峰登山のノンフィクションです。
第三者的にドキュメンタリー風に書いてあり、
だんだんと追いつめられる様子、そこからの必死の脱出行が、迫真にせまります。
おすすめの一冊です。
> bergheilさん
コメントありがとうございました。
山野井夫妻のギャチュンカン峰登山のノンフィクション作品があるということは聞いたことはありましたが、詳しい書名や著書については知りませんでした。
是非とも読んでみたいです。
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