内容は、秀山荘(山とスキーの用具店)の宣伝に使用された辻まこと氏による絵入広告文をまとめたものでして、漫画を読むような感覚で楽しめます。みんな基本的には線画でして、文章も直筆です。文章は時代を反映していますし、風刺もたっぷりです。
本の最初には秀山荘の主である三浦健二朗氏のまえがきがありまして、最後の方には何人かの方たちからの追悼文のようなものが掲載されています。その中には、八千草薫さん(女優)のものもありました。なんと新婚旅行でだんなさまに無理を言って冬の上高地に連れて行って貰ったそうです。(でもって、その道具を揃えるのに秀山荘に行ったという思い出話)
最後の最後には、辻まこと氏の年譜が結構詳しく載っています。なかなか波瀾万丈な人生のようにお見受けしました。
それともう1つ発見したことは、デサントのマークも辻まこと氏がデザインしたものであるそうな…
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