後から出版された別のタイトルの本(文庫本化されたものなど)にも収録されていて読んだことがあるものもかなり含まれていましたが、何度読んでも、独特の世界観でなんとなくほっとします。
「横手山越え」(志賀高原から草津への山スキー)や「鬼怒沼山」(ハロルド君とのむささび撃ち)は特にお気に入りのお話。「絵はがき」の中の「風」も大好きな一編です。
「山中暦日」は、舞台の地名を「赤毛山」と偽名を使っていますが、私自身がつい先日登ったばかりの「白神岳」が舞台であることは内容から明白でして、親近感を覚えました。
また、これも一度読んではいましたが、あとがき(駄犬ペットだったトミが辻まことと山で一夜を明かしたら何かに目覚めて機敏で能動的になった)の話もとても好印象の内容です。
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