率直な感想として、なかなか良い本です。中身は、全部で14編で構成されています。ベースは、雑誌「岳人」2001年2月号〜2004年11月号に3ヶ月に1回のペースで連載したものだそうです。実際に自分で歩いて取材したものですので、記述が具体的ですし、イラスト調のマップも挿入されています。貴重な写真もいくつかおさめられています。そして、ところどころ文明への苦言もあります。
高桑氏の作品は、山・渓そのものよりも山里やそこに暮らす人々と歴史にフォーカスしたものの方が、味わいがあるように感じます。自分もちょうどそのようなお年頃(?)になりつつあるので、こういった巡礼もいずれはやってみたいですね。
【読了日:2014年6月10日】
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