http://www.yamareco.com/modules/diary/13672-date-2012-11-8
「ヒト、山に登る」は、1991年5月に白水社から出版されたのち、1999年8月に新書版(白水Uブックス)にも収録されたもので、私は新書版の方を読みました。とても楽しく、かつ考えさせられる良書でした。4つの章から構成されていて、それぞれ「ヒト、山と出あう」「山がなくてもヒトは登る」「体験ごっこ」「触覚のビッグバン」というタイトルです。奇説とも言えそうな独自の視点で理論を展開していて、笑っちゃうところも多いですが、実は根っこでは、正しいような気もしてくる、という流れがずっと続きます。どんな奇説なのか気になるかたは、是非、ご一読下さい。ちなみに著者による「はじめに」の最初の一文が「すなおに願うと、この本はクライマーやワンダラー、ハイカーといった登山愛好者だけでなく、広く人間の生いたち、行動、感覚、文化、自然との関係などに関心を抱くひとたちに気軽に読んでもらえたらうれしい」です。
そして、第三章「体験ごっこ」は私の仕事関係にも少しヒントをくれたような気がします・・・
【読了日:2014年9月12日】
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