お話の舞台・黒部源流域には、2年続けて夏合宿(2013年・8泊9日、2014年・7泊8日)で訪れていましたので、大変身近に感じました。三俣山荘で1994年に発行された「黒部の山賊」を購入できることは知っていたのですが、買いそびれてしまっていました。そして、最近、雑誌「山と渓谷」の2014年9月号に、試し読み版が別冊で付録になっていました。
小話がたくさん集まっている構成ですが、どれもこれも貴重な話で、本で読むのも良いですが、もし伊藤氏から直接、山小屋でこういった話を夕食後にでも聞く機会があったなら、いろいろお尋ねしたいこともあるし、きっとものすごく素晴らしい体験になっただろうな、と想像します。なんといっても70年間も黒部源流に通い続けている方ですから。4人の山賊たちのプロフィールが巻末についています(試し読み版にも)ので、最初に目を通しておくのが良いと思います。今となってはかないませんが、この山賊の方たちから直接話が聴けたら、さらに素晴らしい体験でしょう。
それぞれの小話だけでなく、当時の貴重な写真も2カ所の「黒部人物グラフティ」「黒部源流グラフティ」をはじめとして多数掲載されており、それを眺めてあれこれと想像を巡らせるだけでも、時間のたつのを忘れます。
【読了日:2014年9月23日】
初めまして。
さすが名著の誉れ高いだけあって読み始めると引き込まれ久々の一気読みでした。
なんとも逞しい人達ですね。
しかし、私はウサギの頭は食えません。
(((((((・・;)
値段も安いしお買い得だと思います。
コメントありがとうございました。
実話だけに、引き込まれますね。熊の糞を入れた鍋も、ちょっと勇気がいりそうですが(笑)。
このヤマレコにも、「黒部の山賊」の書評がたくさんあることに気づきました。
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