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もともとは、月刊「みすず」という雑誌の2006年3月号〜2009年12月号に「渓流三昧」というタイトルで書き継いできたものをまとめ直したものとのことです。ところどころ難しい日本語(普段聞きなれない洒落た日本語)が使われているようですが、難解ということはなく、とても読みやすい軽い読み物です。達人でありながら、上から目線的なこともなくて、謙虚で平易な語り口調なところがとても好印象です。
それにしても、年がら年中、日本中の渓に入り浸っているところはすさまじく、なんでもお仕事が飲み屋の主人らしいですが、奥様の協力があってか、ほとんどフリーという羨ましい限りの生活のように思われました。そして、標題にもある「渓のおきな」という称号は、御年50歳で拝したと裏表紙に記載されています。本書に掲載されている写真を見ていくと、1992年(52歳)頃までは若々しいのに、おそらく白色まじりの髭の影響だと思いますが、1995年(55歳)では急に老けて見え、「おきな」を体現されていました。
【読了日:2014年10月1日】
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