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先にご紹介した宮原氏の著書「還暦のエベレスト」にあるように、還暦でエヴェレスト登頂を目指しながら頂上直下で引き返したことも本書の第五章「生と死の狭間で」で紹介されています。しかし、本書のメインは、宮原氏が2005年6月に(日本人国籍を捨てて)ネパール国籍を取得し、2006年にネパール国土開発党を設立して。ネパール制憲議会補欠選挙(2008年4月)で戦いを挑むも完敗するというお話でして、ネパールの政治の話が多く登場しますし、巻末には「ネパール近代政治略年表」が付されています。著者の根深氏はあとがきで「この本の印税はまことに微力ながら、来たるべきネパール国政選挙に立候補するネパール国土開発党の選挙資金に充当する」とも触れています。ちなみに、ネット上にある宮原氏のブログをみてみると、2013年11月に再び制憲議会選挙があったようです。勝ち目はないようでしたが、前回同様にチャレンジされたみたいで、本当に感心してしまいます(80歳になろうとしているところですから)。まさに本書の第八章(最終章)「終わりなき挑戦」です。
【2015年3月26日】
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