それらは皆逆さ四角錘台形の容器で、水を入れて電子レンジで加熱調理することを基本としている。しかし「フライパン調理法」も書かれていて、中身をパンに取り出して水を入れ、5分ほど煮立てるのだ。これなら山で使えると、中身だけを袋詰めにしてテン拍山行で愛用していた。登山用品のアルファ米製品の6割くらいの価格で割安なのだ。
ところがこの夏、全国的かは知らないが、普段僕が行くスーパーの店頭からは消えて行って、何軒か回ってやっとどん兵衛釜飯とU.F.O.そばめしだけを確保、という有様だった。
季節的なものか、このシリーズ儲からなくて手を引くのか、と訝っていたが、先日ついに、カレーメシビーフとカレーメシシーフードが新発売とされて売られているのを見つけた。
派手なテレビCMが流されているんだそうだが、普段殆どテレビを見ないので知らなかった。8月29日発売開始で、ヌードルと同じ円錐台形状の発泡スチロール容器となり、そして電子レンジでなくお湯を入れて5分になったのだ。
9月4日、薬師岳に登って、標高2320mの太郎平で新・カレーメシビーフを試してみた。蓋を開けると、白い米に具材が混ぜられていて、これがカレー? 実はカレールーは大きな塊で埋まっていた。お湯を線まで注いで待つこと5分、念のためもう1分。蓋を外すとまだご飯は概ね白い。スプーンでぐるぐる混ぜるとカレールーが溶けて広がり、見事にカレーメシの出来上がり。
味は? うん、なかなかいける。米の食感は、僕は文句ないと思った。具材の存在感もしっかりある。これは良いぞ、山で使えるぞ。日帰りなら麺類と同じくカップのまま運べば良いが、より使いたいのはテン泊等の自炊泊で。その時はまた袋に入れ替えて運ぼう。カップヌードルと同じくリフィル版が出ると良いのにな。
以前の電子レンジ版を山で作るには、僕はコッヘルで5分ほど煮ていたが、ネットで紹介されているのにはお湯を混ぜて15分でOKというのがあった。これなら尾西やサタケのアルファ米製品と同じだ。米自体もほとんど同じものなのだろう。それが新製品では湯かけ5分で良くなったと言うことは、より短くなるように製法が変わったのだろうか。それによってはカレーではごまかせても他の味付けでは食味・食感が劣ることもあるかも知れないな。果たして他の味のものも生まれ変わって発売されるのだろうか。楽しみではある。
[追記] 日清カップライスの米は「パフライス」と称している。これはアルファ米とは違うのか? Wikipediaではアルファ米、又はアルファ化米は含水加熱してアルファ化した米のアルファ化を保つために乾燥させたもので、乾燥のさせ方に熱風乾燥、真空凍結、パフ化などがある、のだと。パフライスもアルファ米の一種だった。パフライスは元々は加圧下で高温糊化した米を、一気に圧力を開放することで膨ませる、「爆弾あられ」だったが、今は熱風乾燥でもある程度膨化するのでそう呼んでいるようだ。尾西などのアルファ米は乾燥方法の詳細がHPでは記されていないが、他の食品のようにフリーズドライを謳ってもいないし、明らかに油揚げでもないので、高温乾燥であろうと思われる。あとはメーカー毎の乾燥条件、ノウハウの差であり、日清は膨化の加減でお湯で5分を実現したのであろう。
Nishidenさんが言うのだから、きっと間違いないでしょう。近いうちに食べてみます。どうもです。チカ
割安で軽量化できていいですね。今度探してみようかな。
雲ノ平テント泊のときは、AEONのかに雑炊を朝食にしてましたよ。朝でもがっつり食べそうなNishidenさんには物足りないかもしれませんが、僕のように朝食欲がない人間には丁度良かったです。
以前のカレー飯はお湯が使えればいいなーと思っていましたが、とうとうお湯バージョンが出たんですね!
今度テン泊のときにでも試してみようと思います。
おいしそう♪
チカさんがおっしゃるようにNishidenさんがイケると
言うんだから間違いないんでしょう
私も次回お山に行くときに持って行きます
ビールにも合いそう〜。
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