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ずいぶん前に、皮の登山靴でテレマーク板を履いて、テレマークターンをすべく、ジルブレッタ125を友人からいただいたことがあった。しかし、この道具は最初の実戦闘の群別岳南西尾根で転倒したときにビンディングがあえなくふっとんでしまい、泣きの涙でラッセルして帰ってきた後は、省みることもなく倉庫に収まっていた。
これもかなり前から思っていたことだけど、このビンディングをクロカンの板につけて登山靴で履けるようにすれば、残雪期の林道のアプローチで使えるかもしれない。まぁ、そんな状況ならまだ健在なアゾロ・エクストレームのような皮のテレマークブーツで登ればいいんだけど、道具の選択幅が大きいのはなんとなく文化的で贅沢な感じがする。また、エクストレームは残雪期に使うには防水性が弱すぎる。
で、1000円で購入した古い短めのクロカン板の3ピンビンディングをはずしてジルブレッタ125をつけてみた。新しいプラの板だとビンディングネジがつけられない可能性があるので、わざと古い、ちゃんと木部がある板を選択。手間としてはテレのビンディングの固定と同じ程度で、普通にできた。板に幅がないので、かかと固定のビスはあえて付けないでおく。
冬用の皮登山靴以外にも、三季用の皮製軽登山靴で使ってもいい感じかもしれない。最近の軽く作った登山靴だと底がはがれちゃいそうだけど、ちゃんと出し縫いされたコバのあるブーツは便利だ。そして、このビンディングは靴底の柔らかい靴で履いても破損する心配がない。
ジリブレッタ125こそが、現在の山スキーの隆盛のもととなったキープロダクトだった。私が始めたのは、その改良型(プレート付加)の125A( http://yamareco.info/modules/diary/upimg/2901/9fa757ea4a09023a7c7d12422fac8946.JPG https://www.wildsnow.com/14164/ski-binding-silvretta-saas-fee/) がまだ主流で、ようやく、ロッド式のジルブレッタ300やプレート式のビネッサ2000が出たころだった。
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