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狩猟についての結論は下記の通り。
猟銃での猟は北海道でエゾシカを狙うならともかく、本州の猟銃による鹿・猪・熊の猟は複数人で巻き狩りをしないと難しいです。
本州での猟銃による単独猟は水辺や山の木にいる鳥を撃つくらいだと思います。
急峻な本州の山を歩いての鹿・猪・熊の単独猟は効率が悪いです。
毎日入っている山なら些細な変化や痕跡で狩猟対象がどの辺にいるかわかるかもしれませんが。
罠猟は単独で出来ますが、仕掛ける場所と罠を見回る必要があるので広大な畑の近くや家の裏に山があるようなところに住まないと罠猟を続ける事ができません。
どちらにしても本州でハンターをやるのは恵まれた環境か、よほどの猟欲が無いと難しいです。
肉を得るためだけなら今は買ったほうが猟にかける金額より安くつきます。
でも、アメリカでの食肉用畜産現場(日本も同じ?)の本を読むと自然の中で育った動物の肉のほうが健康に良いのではないかと思うのよね・・・。
と、ここからが本題。巻き狩り猟をしていたと思われるハンターによる誤射がまたありました。
迷子になった猟犬を捜していた20代のハンターさんが亡くなったそうで、あらゆる面(お金・時間・周囲の理解・技術の向上・猟犬の調教・猟友会先輩方との関係等)で苦労をしながらもハンターの道を選んだお若い方なのに残念で仕方ありません。
事故内容によると狩猟対象を目視しないでの発砲が常態化していると思われます。
巻き狩り猟の危険なところは狩猟対象を見てから撃つのでなく、物音や茂みの動きに反応して撃つところです(猟欲と狩猟対象の動きが速いのと追われてこちらにくるのは狩猟対象との思い込みがあるから。)。
本来ならば狩猟対象の目視・外した時に銃弾を受け止める山の斜面等が狩猟対象の後方にあるかどうか(民家等への流れ弾防止)・仲間の位置・猟犬の位置・発砲時間の確認をしなければいけません。
狩猟対象を目視せずに、まずは撃たないと成立しない猟をするような現状では(実際は違うかもしれないが同じような事故が発生している。)巻き狩り猟をするハンターに未来はありません。
ハンターさんの未来や野生動物による農作物の被害はさて置き、登山者とハイカーは自分の身を守りましょう。
熊鈴とホイッスルで自分の存在を周囲に知らせるのをお忘れなく。
軽自動車が入れるような林道や舗装路から徒歩2〜3時間程度の範囲はハンターさんがいてもおかしくありません。
特に巻き狩り猟をするのに人手の集まりやすい土曜日・日曜日・祝日・年末年始は要注意。
saitama-nの日記:ハンターと狩猟方法を知って誤射されないようにする
http://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-133220
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