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Amazon:下山の哲学──登るために下る | 竹内 洋岳, 川口 穣
https://www.amazon.co.jp/dp/4811808436
この本を読んで感じた事。
14サミッターはなろうとしてなれるものでない(費用の問題や高地順応やタイミング等)。
遠征隊や公募隊等で山に登りながら人との軋轢をうまく処理する方法を学ぶ。
仕方ないで諦めない(仕方ないは限界を自分で作り対処方法等を考えず思考停止になる?)。
下りの方が危険(気象条件と時間帯による雪や氷の状況と体力等)。
登る途中で振り返って下山コースの確認をする(ピストンの場合は一般登山でも同じ?)。
山頂にたどり着いて無事に下山できるか、雪崩に巻き込まれるかは気象条件や運によるものがある(経験や精度の高い気象予報や撤退判断等で回避可能な場合もある)。
条件が100%で登れない(気象条件・氷と雪の状況・残された日程・自分の体調)。
無酸素登山で疲れたからと高地で長時間の休憩やビバークすると消耗して動けなくなる(下山するにつれて酸素が濃くなり動けるようになる)。
ヒマラヤの高地登山は精度の高い気象予報が重要のようです。
途中でビバークすると酸素が薄くて体力を消耗するのと凍傷等の危険性が増すのね。
エベレストのキャンプで高山病で倒れたり、雪崩に巻き込まれて背骨の破裂損傷・肋骨5本骨折、肺が片方潰れる経験をしながらもリハビリして14サミッターを成し遂げています。
14サミッターになるまでの軌跡を駆け足で記しているので多少の物足りなさを感じる方がいるかも。
プロ登山家 竹内洋岳 公式サイト
https://honeycom.co.jp/hirotaka-takeuchi/
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