うかつな事は言うものでない

去年の年末に前の会社で一緒に仕事していた方から電話がありました。
今までは年に何回か連絡あったのだけど、仕事が忙しいのか久々の電話。

「久々だね、病気でもしたの？」と言うと、「俺は大丈夫だけど、カミサンが癌になって忙しかった」との事。
それを聞いて言葉を失いました。
うかつな事は言うものでありません。

父は生前、地元の友人にしばらく会いに行かなかったら、地元の友人間で「ヤツは今、入院しているらしい」と風説の流布をされたそうで、「俺は入院なんかしていねぇ！」と怒鳴り込んで犯人捜ししたとか。

電話をしてきた方によると奥様（50代前半）のご様子はこんな感じだそうな。
1　血便が出て病院で検査したら大腸がんだった
2　放射線や投薬で癌治療の経過観察中で、今は仮のストーマ（人工肛門）をつけている
3　4年後に大腸に癌が再発しなければ再発はないとの判断で仮のストーマを除去できる

今は仕事をしている息子さんの為に奥様は早起きしてお弁当を作っているそうです。
「癌治療しながらで、朝早くから弁当作り大変じゃないの？」と言ったら、「それが今のカミサンの楽しみだから何も言わない」との事。

別の友人（50代前半）は心筋梗塞の診察中に脳梗塞になって緊急入院したそうです。
年明けにリンゴを届けるメール送った時はそんな事は言っていませんでした（旅行中で玄関にリンゴを引っ掛けてきた）。

会って詳細を聞きたい気持ちはあるものの（我が身にも降りかかる災難かもしれないので）、病気の話を喜んですると思えないので直接聞けていません。
春になったら花見を兼ねてそれとなく聞くかな。

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