スマホを買い替えた

これまで使っていたスマホは2020年発売の Arrows F-41A で、5Gになる前の最終機種である。2022年5月にその前のスマホを落として壊して、ドコモの ケータイ補償サービスで代替品として安価で買ったものである。いわゆる入門機で動作は遅いが、私の使用目的からすれば十分であった。山中で電波が弱く、ウェブサイトには繋がらないがラインのメッセージはかろうじて送受信できるという状態の時は、大抵3Gで繋がっている。ドコモが3Gを停波する2026年3月末以降は諦めるとして、それまではなんとかこれで持たせたいと思っていた。

しかし、最近バッテリーの持ちが悪くなり、一日山旅ロガーの記録を取っていると、夕方には残が20%切るようになってきた。これでは後2年は無理と思うが、バッテリーを交換すると防水性が低下するだろうから、山に持って行くのは心配である。また、メモリがいっぱいになって来たためか、反応速度が一層遅くなり、耐えがたくなって来た。

5Gの機種は3Gが使えないし、いまさら4G時代の機種を買う気もしない・・・と思っていたが、5Gの最初の世代である Galaxy S20 は3Gも使えることが分かった。中古は結構出回っている。ただし、アンドロイドの中古商品はバッテリー残を表示しないし、買ってみてバッテリー残が小さいから返品ということもできない。この機種も2020年の発売だから、バッテリーがへたっている可能性は高い。ただ、初期容量は4000mAhだから2780mAhの F-41A よりましかもしれない。

いろいろ迷ったが、えいやと買ってみた。状態が悪いものはバッテリーもへたっている可能性が高いので、ちょっとお高いけれどAランクのものにした。届いた商品は、見た目は新品と見分けがつかない感じで、バッテリーもサムスンのバッテリー性能情報で80%以上だった。展示品かもしれない。使用感はさすがに当時のハイエンドだけあって段違いに早く、今までのは何だったのかという感じ。カメラも10倍くらいまで望遠でき、マクロ撮影もできるので、山にコンデジを持って行く必要はなくなった。

ただ一つ焦ったのは、山旅ロガーの記録が度々途切れ、軌跡が直線になってしまうこと。F-41A ではこんなことは一度もなかった。スリープの問題だと思い、アンドロイドの設定で山旅ロガーを「スリープ状態にしないアプリ」と「メモリ監視から除外するアプリ」に設定した。また、山旅ロガーの測定モードを、GPSを常にオンにする精密モードにした。しかし、これでも状態は改善するどころか却って悪くなり、途方に暮れた。が、ふと気づいてスマホを再起動したら、見事に問題は解決し、安定してログが取得できるようになり、安心した。このアプリを使うためにアンドロイドにしているようなものだから。