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「厳島」の通称として用いられています。
ですので「宮島」と「厳島」は同じ場所を指します。
ちなみに「厳島」の由来は、厳島神社のご祭神(ごさいじん・祀られている神様)である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の「いちきしま」が「いつくしま」に転じたという説があります。
他にも、厳島は古代から島そのものが神として信仰されており、「神に斎く(いつく・仕えるという意味)島」が由来という説もあるそうです。
「宮島」も「厳島」も同じ場所ですが、正式な呼び方は国土地理院が定める「厳島」で、「宮島」は通称です。
「宮島」と「厳島」の使い分けには明確な決まりはなく、漢字が簡単なことや読みやすいことなどから「宮島」が使われることが多いようです。
また、一般的に、行政文書や学術的な文献の場合は「厳島」、観光地として観光PRなどに使う場合は「宮島」が使われるようです。
このように、どちらが正しいということはなく目的や用途によって使い分けられています。
鳥居を海に建てた訳
厳島神社は飛鳥時代(592年〜710年)の593年に創建され、1400年以上の歴史ある神社です。
昔から厳島は「島そのものが神(島全土が神)」として信仰されていたため、島の木を切ったり、土を削ったりすることは神を傷つけることになると考えられていました。
そのため、島の土地を傷つけることなく厳島神社の社殿や鳥居を建てるにはどうしたらいいか?と考えた結果、海に建てることになったそうです。
現在も、島そのものが神という考えはあり、「死」を穢れ(けがれ・忌まわしく不浄な状態)とし、島には墓地や墓を作ることが出来ません。
この考え方は、厳島神社以外の神社にも当てはまり、神社の敷地内には墓地や墓がなく、神道の人が亡くなった場合は、神道の墓を建てても良いとする霊園に建てることになります。
さて、
厳島(いつくしま)神社、伊都岐島(いつきしま)大明神に続き、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の「いちきしま」なんてのが出てきました。
そこについては、続編の裏日記に続く。
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