昨日は久しぶりに石鎚山脈の山へ登ってきました。
天気は終始曇りで稜線はほぼガスガス、たまに晴れ間も見えましたが風が結構強くて寒かったです。
ただ紅葉はほぼベストタイミング。
かなり見応えがあり、斜面を彩る美しいパッチワークを見ることができました。
登ったのは岩黒山、筒上山、手箱山の三座です。(土小屋から)
筒上山までは誰にも会わず、筒上山山頂で男性一人とスライド、手箱山山頂で先着していたソロの男性に会いました。
その男性(滋賀から来られたとのことなので、以降とりあえず「滋賀さん」とお呼びすることにします)とはお昼を食べながら山談義し、楽しいひと時を過ごしました。
滋賀さんは先に出発していき、自分は山頂で少しゆっくりしてから来た道を戻りました。
しばらく歩くと、前を歩く滋賀さんに追いつき、お誘いしてしばらく一緒に歩きました。
滋賀さんは筒上山に登るということで、自分は巻道を歩くことにしたので手箱越でお別れしました。
下山後、車で石鎚公園線を走っていると、男性がひとり車道を歩いているのが見えました。
後ろ姿で滋賀さんだとすぐにわかりました。
(そういえば、滋賀さんは大瀧登山口に車を止め、車道を歩いて名野川登山口から登ったって言ってたっけ・・・)
声を掛けて少し先の通行の邪魔にならない路肩スペースに車を停め、滋賀さんに助手席へ乗ってもらい、大瀧登山口までお送りしました。
滋賀さんと別れた後、引き続き石鎚公園線を走っていると名野川に架かる吊り橋(越裏門橋)があり、そこから見える青く澄んだ名野川が綺麗だったので広い路肩スペースに車を停めて写真を撮りました。
思いがけず良い写真が撮れたと満足し、出発しようとしたところで事件は起きました。
いつものようにブレーキペダルを踏んでエンジンを掛けようとしても、何故かセルモータが回らずエンジンが掛かりません。
何度か試してみても、結果は同じ。
!?
(まさかまたファンベルトが切れて発電できず、バッテリー電圧が低下した?)
と思い、ボンネットを開けて確認してみても問題なし。
ただ、原因がバッテリー上がりだとしても、そんなにバッテリーを酷使するようなことはしておらず、まったく心当たりがありません。
(う〜ん、これは困ったぞ・・・)
運が良いことに山間部とはいえ電波が入る場所だったので、JAFへ救援要請をしようと思っていたら滋賀さんの車が通りがかり、自分の車の後ろで停車しました。
滋賀さん:「どうしたの?」
自分:「いや〜、エンジンが掛からなくなっちゃいまして・・・」
滋賀さん:「とりあえずジャンプスタートを試してみようか?」
自分:「すみません。お願いできますか?」
滋賀さんはその後、自分の車の前にご自身の車を移動させ、慣れた手つきでブースターケーブルを双方のバッテリーに繋いでアクセルをふかします。
滋賀さんに促され、自分の車のエンジンを掛けてみると、見事に掛かりました!
よかった〜〜っ!!
ただ、まだ安心はできません。
滋賀さんからも「この後エンジンは絶対切らないように! 今日中にガソリンスタンドへ行って、点検とバッテリー交換をしてもらったほうがいいよ」とアドバイスをいただきました。
滋賀さんに丁寧にお礼を言い、せっかくなので自分のヤマレコ名刺をお渡ししてお別れしました。
(お名前を聞いておけばよかった・・・。ちょっと後悔してます)
さて、フルサービスでバッテリー交換も受けてくれそうなGSに行かないといけないですが、山間部にあるGSはそもそも日曜が定休になっていることが多く、営業していたとしても給油のみとなるので、ある程度の都市部まで出る必要がありました。
何とか辿り着いたGSでスタッフの方に事情を説明して点検してもらったところ、各種検査値は全て規定値以上を示しており、バッテリー自体は健康な状態であることがわかりました。
実際に何度かエンジン始動をテストしてみましたが、何の問題もなかったです。
スタッフさんによると、自分の車に積まれているバッテリーは容量も大きいし、高品質なものであるとのことです。
・・・なんか狐につままれたような気分でしたが、しばらく様子を見ることになりました。
ひとまず、その後の帰路では高速のPA/SAで何度か休憩するためにエンジン停止→始動を繰り返しましたが、何の問題もなかったです。
ただ、今後同じような状況が発生したときに備え、ジャンプスターターを購入しておこうと思いました。
今回のアクシデントは、結果的にいくつもの幸運が重なって事なきを得ました。
・もし手箱山の山頂で滋賀さんに会わなかったら?
・もし滋賀さんの車が通りがからなかったら?
・もし滋賀さんがジャンプスタートのやり方を知らなかったり、ブースターケーブルを持っていなかったら?
上記のうち一つでも欠けていたら、自分はきっとJAFを呼ばないといけなかったでしょう。
そして何より、人にした親切は自分に返ってくるということをわかりやすく体験できた出来事でした。
「因果応報」といいますが、まさか自分が体験することになるとは・・・。
今後も、(別に自分に返ってこないとしても)人には親切にしようと思ったのでした。
<写真1枚目>
ジャンプスタートが無事完了し、滋賀さんの車も片づけが終わったタイミングで撮らせてもらったものです。
<写真2枚目>
岩黒山山頂付近でガスが一瞬晴れた瞬間を狙って撮った一枚。
<写真3枚目>
筒上山山頂直下からドローンを飛ばし、南西側斜面の紅葉を撮ってみました。
まさに「情けは人のためならず」、でしたね!
大事にならず、自分のことのように嬉しい限りです。
まわりにいくらでもヘルプの効く下界とは違い、ホント山では何があるか分かりませんね💦
私も交換したバッテリーがすぐにあがる謎の事態に見舞われたことがありましたが、原因は「ドラレコの駐車監視モード」でした。
バッ直で電源を取り出していたのですが、これがずっと作動していたことが原因でした。
今はドラレコを買い換え、問題ありません。
「バッテリーがしょっちゅう上がる」その時の教訓から
■モバイルバッテリー機能付、ジャンプスターター
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09BJM5ZWB/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&th=1
をクルマに常備しています。
(メチャクチャ良いです!!!)
今まで他車救援も含め、10回ほど活躍していますので、もし宜しければ♪
突然のお便り、失礼いたしました。
良い山行ライフを♪♪♪
コメントありがとうございます。
ジャンプスターターの情報、教えてくださりありがとうございます!
さっそくAmazonでポチりました。
マムさんのおすすめなら安心して購入できます。
>今まで他車救援も含め
確かに、そういったレスキューグッズを持っていれば人助けができるかもしれませんね!
おおっ、お役に立てたみたいで何よりです。
素早いポチリ、さすがです♫
私はたまにしか救援などしませんが、よく人助けなされるお優しいクドウさんにはピッタリなアイテムかと思います。
素晴らしいアイテムございましたら、私にもぜひご紹介くださいませ😀
ヽ( ●∀●)ノお昼休みは♪
うきうきウォッチング♪
車マニアです。
この状態…現場では不安になりますよね…
若い頃は夜な夜な峠に通っていたので気持ちわかります。
でもレスキューがあって何よりです。
バッテリー問題なくてジャンプスタートでエンジンかかる…
最近の車は難しいところですが、十代の頃のキャリアから考えると…(セルが回るなら)点火系ですかね…
それか、かなり寒かったとか…
ディーラー行ってコンサルで問題なければ、まずはプラグかな…と思う感じです。
次に何かあるとまた面倒になりますので、まずは即点検です!
ご参考まで。
コメントありがとうございます。
ひとまずジャンプスターターは買いました(まだ手元には届いていませんが)
なので再発には備えられそうですが、やっぱりちゃんと整備工場で点検したほうがいいですよね。
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