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しまい込んでから数十年。本当に久しぶりの対面です。
モデルRCCアイゼンです。
フロントピースとリアピースに分かれており、フロントピースを前後に反転させることによって12本前歯と10本直歯に変形させる事ができます。
モデルRCCという名前が示すように、第2次RCC(昭和33年〜)による企画品です。
製作は目黒区自由が丘の鍛冶匠 田中隆行氏。
素材はニッケル・クロム鋼で、素材を叩いて板にし、成形・切り抜きで製作されたそうです。
写真を見るとごつくて重そうに見えるかもしれませんが、片側500グラムです。
これにアイゼンバンドを加えても、現在のものと比較して遜色ありません。
元は私の伯父の大切な道具でしたが、昭和47年にお下がりで貰いました。
同時にシャルレの穴なしピッケルもセットで貰って重宝してました。
変形アイゼンの使い勝手ですが、直歯にした場合は前歯部分が土踏まずにきてダンゴになりやすかったことと、そもそも直歯にする必然性を感じなかったので、前歯12本でのみ使用していたように思います。
フィッティングですが、当時のアイゼンは現在と違って1本物のアイゼンバンド(東京TOP製でした)で装着しており、大概の靴には適合させていた気がします。
何年まで使っていたか記憶ありませんが、
久しぶりに取り出してみて、思いの外に錆が少なくて驚きました。
「捨て魔」の私が持っている、数少ない古道具のひとつです。
…
ネットのおかげで便利な時代になり、下記で勉強させていただきました。
http://www.nirayama.com/~suwabe/index
「小さな山道具館」というサイトです。ピッケル・アイゼン・ストーブなど、古いものが満載のweb博物館です。 (無断紹介ですがお許し下さい)
写真左:反転できるフロントピースが特徴
写真中:フロントピースには「Model RCC」と、
リアピースには誇らしげに「TAKAYUKI」と打刻されています
写真右:亀山ローソクの袋、当時のアイゼンケースです。
(赤いベルトは当該品ではありません。演出の小物です(笑)
変形&合体ってかっちょいいですね
昭和33年っていうと戦後13年で日本がまだまだ貧しかった時代なんですが、
そんな時に、世界に類のないものを造ろうっていう気概が偉いですよね。
書きましたようにアイデア倒れの感なきにしもあらずですが、実物を手にすると、企画した大江幸雄さんと製作した田中隆行さんの情熱みたいなものを感じます。
gankoyaさん、こんばんは
袋がなんとも渋いですね〜〜 RCC、山の本の中で何度も出てきてましたが、企画品まであったのですね〜
前爪を後にセットってのはすごいアイディアだと思います。
それにしても意外と軽いのに驚き
足の腫れはその後どうでしょうか?再開にはもうすこしといったところでしょうか。
キャンバスの袋、いい感じでしょ!
山にゆかず、日記ばかりでゴメンなさい。
脚がギシギシ痛むのでお山が縁遠くなってます。
まぁ焦らずに、気長に療養することにしました。
心配いただきありがとうございます。
機会がありましたら来シーズン、このアイゼンで雪ハイクをご一緒しますか!
かっちょいい!
捨て魔復活の折にはください!カメヤマローソクの袋もろとも!
バンドを、ワッコじゃなくてカギで引っ掛けるところもいいですね。
長野生まれ、北海道育ちのよねやまさんは、
やっぱり門田でしょうかね?
山道具屋は秀岳荘で。
古い道具ですが、お誉めいただくと使ってみたくなるから不思議です。
おおっこれはすごい!
”フロントを前後反転”??
しばらく見てやっと分かりました、優れものですね〜
gankoyaさんは山道具の継承者として伯父さんに認められたんですね
これは大事に使いかつひろ君に引き継がなければいけません。
珍しい物を見せて頂きました
時空を越えた超遅コメ、ありがとうございます
うちのカツヒロ君にとって、ただのゴツゴツしたゴミのようです
このアイゼン、実用性はともかく、創造性はすごいですよね
mumさんの道具箱も、探すといろいろ出てきそうですね
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