昨日鷹ノ巣山に行った。かつて以下に述べるように鷹ノ巣谷を遡行し急いで降りたルートを改めて確認してみたいと思ったからである。
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これに先立つ先週の土曜日に京都に行き夕刻友人とともにO君の店に行った。O君とは一度山行をともにしたことがある。15年前のちょっと間違えると遭難ものだった記憶を、彼とともに懐かしく思い起こした。
2004年の秋にO君を含め3名で鷹ノ巣谷の遡行を行った。同行のF氏は同年齢、若い時から社会人山岳会にも入り岩登りにも精通している。彼とは同年の夏盆休暇あけの土日に避暑を兼ね一泊で大常木谷を遡行、奥多摩の沢の奥深さを満喫し気を良くしていた。日帰りで秋の紅葉の沢を彼と楽しむつもりで、鷹ノ巣谷に行くことにした。初心者だが若い(20歳程度差があるのであろうか)職場の同僚が連れて行ってほしいといっているということで、3名が奥多摩駅に集合した。各自、沢登りの足回りとヘルメット、シュリンゲを適宜持参、F氏はさらに念のためザイルを持参した。鷹ノ巣谷に入ると、釣師も遡行しており気のいいF氏は必要に応じてルート・手掛かりなどのアドバイスも行っていた。O君にはザイルこそ出さないものの適宜シュリンゲで確保することを指示した。結果的に鷹ノ巣山山頂に着くのが若干遅れたので、帰路F氏を先頭に急いで降りたものの暗くなってきた。薄暗くなった中、突然O君が谷沿いの道から滑り落とそうになったのを背後からザックを掴んで確保したことを覚えている。その後慎重に降りたが、実はヘッドライトなどが不十分だった。当然の装備だと考え、結果的に用意していなかったのである。谷沿いの道から広くなった沢に降り立った時には、先頭でその後の径の確認にはかなり苦労した記憶がある。街道の灯りが見えた時には安心した。天候が安定していたのでビバークし翌日早朝のバスで帰れば問題ないと思っていたが、まだ最終バスには間に合うので慎重に行動を続けようと思っていた。秋のつるべ落としの日暮れの速さ・また日暮れ直後が急に視界が悪くなることを実感した時である。バスに間に合って奥多摩駅周辺の居酒屋で飲んだ時にはそれぞれ感慨深かった記憶がある。
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