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写真:交換した折り畳みペダル。右がフラットにした状態、左が折り畳んだ状態。右中央部の突起を押し込むとペダルを折ることができる。
写真:取り付ける着脱式ペダル。右が外した状態で、一部をクランクに取り付け手サイズで脱着できる。
写真:着脱式ペダルをクランクに取り付けた。ペダルは外している。
整備対象の自転車はかつて東京から九州に持ち込んだものである。2016年3月28日新幹線で尾道まで輪行し、その後しまなみ街道で四国へ、さらに八幡浜から別府にフェリーへと自転車で移動した。フェリー乗車時にそのまま積み込むと自転車料金が追加されるが、自転車を輪行袋に入れて手荷物として携帯し無料にした。乗船前にペダルを外し輪行袋にいれ、別府港上陸後組み付けた。しかし気づくとペダルがない。おそらく乗船前の分解時に忘れてしまったのだろう。その後の自転車移動を急遽中止し携行移動・保管した。
自転車を購入したのは1983年頃だろうか、すでに30年以上経っている年代物である。あまりハードに攻めなければまだまだ十分利用できるだろうと考え適宜活用・整備を続けてきた。とりあえず折り畳みペダルを新規購入・取り付けることとした。ロードバイクとしては重量面なども考えると邪道であろうが、輪行時に気楽にペダルを外さずに行動できることを優先した。昔なら少しでも部品軽量化に努めていたところだ。その後数回輪行したが、ペダルを外さずに分解するのは気楽であった。ある時サイクリング時に歩道に乗り上げ転倒した。別に気になる点はなかったが、戻ると右側のペダルが折り畳めないことに気づいた。ペダルのセンター部分を押し込むことができなくなっていた。そのまま利用していたが、家の中に保管しておくときに折り畳めない部分が突起物として引っかかるなど気になったところだ。最近ペダルレンチがなくてもワンタッチで取り外せる脱着式のペダルがあることを知ったので利用してみることとした。着脱式で室内保管も気軽になった。
取り付けたのち、外した廃棄予定の折り畳みペダルのセンターを強引にハンマーで叩いたら押し込めるようになり、折り畳みも可能になった。5年程度の利用だったので、取り外したペダルは予備として保管することにした。
改めて自転車の利用履歴を思い出してみた。
大学を卒業してから初めて本格的な自転車に乗ったのは丸石のランドナーだった。若干高級そうな自転車を事前の知識も十分ない状況で購入したが、その後さらに興味を惹かれ、もっと分解・組み付けしやすい、アルプス・ランドナーにアップした。体が小さいためフレームサイズのさらに小さいものに変え、サドルからペダルの距離を短くしたかったことも要因の一つだ。付近の峠道を通過したりのんびりとサイクリングを楽しんでいたが、長距離移動を含めスピードを出せるロードレーサーにも興味を惹かれた。27インチ・チューブラータイヤを履いたロードレーサーでは当時トップチューブ水平が前提で、手頃なサイズのフレームはほとんどなかった。
1983年頃何気なく近くの自転車屋を訪れるとアマンダのフレームを取り扱っており、480mmサイズがあったのでその場で注文した。半年後にオーストラリアに行く予定があり、自転車を現地で利用したいと考えていたことも理由だった。小さなフレームのロードレーサーは軽量化にも有効で8kg程度の重量に収まった。休暇に天候に恵まれたオーストラリアパース郊外・シドニー郊外などを自由に訪れることができたのは非常に楽しかった。なお地下鉄も含め電車には自転車をそのまま持ち込むことができたこともいい体験だった。
その後国内で、国道の峠越えなどにも利用、1日200km程度走った記憶もある。その後仕事に追われ自転車もママチャリを利用する程度だった。自転車のことは忘れていた。
ある時伊藤礼さんの「こぐこぐ自転車」を読んで、突然自転車での暮らしが蘇った。彼の定年前に自転車に乗って自宅から12km離れた大学に初めて出勤してその後輪行経験を重ねていく過程が面白かった。
手軽な輪行ということで折り畳み自転車に興味を持った。当時は自転車の荷台のキャスターを利用して折り畳んだ後に転がすことで輪行が可能だった。この輪行形式は自転車をしっかり袋で覆っていないということで、2013年4月から禁止されたが、一時期電動折り畳み自転車で色々なところに行った。しかし小さなタイヤは当たり前のことだが、回しやすい分安定性にかけていた。
その後久しぶりに長距離乗ってみたくなり、すでに述べたように2016年にしまなみ海道から九州へと輪行した。かなり古い自転車だが風を切る爽快感に浸ることができた。因島で金属片を咬み後輪チューブラータイヤを交換した。その後今年2021年2月には前輪タイヤがパンク・新しいタイヤに交換した。現在それほど乗り込んでいないが、後輪タイヤの表面パターンはほぼ擦り減ってしまっている。昔のクロモリ製の自転車なので破れるなどの急激な破壊はないだろうと思っているが、のんびりとだましながら利用していこうと改めて確認した。一方最近グラベルロード(舗装路だけでなく砂利道やオフロードも走れる自転車のこと)が流行ってきたようだ。今のロードバイクは鋭角に曲がるなどを若干優先している気がするしているので、若干安定性のある自転車も気になっている。もうちょっと乗ってみたい。
自転車の世代交代もあっという間ですね。それでも一年以上前でしょうか、桜の季節に東京郊外・多摩湖の土手に磨かれた革製のサドルを付けたランドナーが置かれていて感激たことを覚えています。ズノーとは驚きました。
スキーの世代交代もびっくりして対応する気も起りませんでした、自転車がやっとです
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