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昔の道具を必要に応じて更新しているが、最新の道具の機能を必ずしも理解しているわけではなかった。
チェーンスパイクを初めて使用したのは昨年21/01/25、雪に覆われた急斜面・草付きの足掛かりに不安を感じたからだ。靴底につけられるチェーンスパイクの浅い突起は比較的深い突起のアイゼンに比べて安定しているように感じた。一方硬い氷や雪面上の行動では食い込みが浅くため、高山の雪や氷には利用に不安が大きいと感じた。
1970年頃には鋳造8本爪アイゼンを活用していたが、突起のため靴底が地面から離れている違和感のためか雪で全面的に覆われた場所を離れるとすぐに外したくなった記憶があった。
そこで雪に覆われてない地面での運用性を確認するため、22/01/23の山行に持ち込んだ。登りの途中から装着して、下山・下りの乾燥してる舗装した林道まで、午前10時からの約4時間半歩いてみた。雪は全くなかったが、路の土壌の中には氷があった。ストックの利用も環境保護という観点から控えることが必要な場合もあるが、今回は緊急事態対応の試験という意味で一時的に利用することにした。結果は良好で装着していることも気にならなかった。下りに石の上でチェーンの部分が滑ったことが一度あったがこれは逆に突起が浅いためであろう。お守りとして携帯すれば、秋の枯れ葉に覆われた急な登り・下りなどで有効活用できるかもしれない。
昨年20/09/17および20/09/28に舗装された林道が湿った枯れ葉に覆われ滑って危険を感じた。ストックで支えて恐る恐る通過したが、距離が長いとどうなるのだろうと不安に感じた。また17/03/07には東西に延びる尾根北面の通過で土壌の下に氷があった。18/01/09に山頂北面の土壌が凍りつき登りに疲れた。今までの事例を整理してみた。
自宅にあったアイゼン12本爪:470g・4本爪:350g・チェーンスパイク:320gを確認した。参考までに片足150g。
以下にチェーンスパイクの利用について日記に記載している方を確認した。
「軽アイゼンについて」
https://www.yamareco.com/modules/diary/21761-detail-46634
装備の重量増が気になりますが、常備しておけば靴底剥がれのトラブル対処にも有効かと思います。
スパイク突起が内側を向くように裏返して装着すれば木道を痛める、登山道を削るなどのデメリットも軽減できるのではないかと想像しています。
一つの道具に複数の可能性を考察するのも、道具選びの面白さだと思っています。
残念ながら私は、 kichichanさんのお考えに賛成できません。安易な、チェーンスパイクの使用は、登山道の荒廃を生んでしまうと思います。それでなくても、有名な山・コースは、多くの登山者によって踏みにじられているんじゃないですか。
関西の山・比良山は冬、雪の多いコースですが、立て看板の注意書きに「雪のない時はアイゼンを使わないで下さい」とあります。登山道がアイゼンの爪で掘られて崩壊するからです。爪の小さなチェーンスパイクだって同じことです。歩きやすいからと、アイゼンと違って雪がなくなっても歩き続けて、登山道荒廃につながるかもしれません。
身の危険、滑落の恐れがない限り、滑りやすい所は、慎重に歩けばいいことではないでしょうか。落ち葉がすべるから、といってチェーンスパイク着用、論外です。
ところで昔、というか20-30年前まで、里山の雪道には藁紐が使われていました。藁紐を靴にグルグル巻くと、滑りにくいし道にも優しいですよ。ただ、藁紐が手に入らないので使ったことはないのですが…。山屋で売ってほしいですね。
さらに検索すると、彼は通常の行動でもチェーンスパイクを活用しているようだ。沢沿いの行動などに有効だと感じた。
以下が参考になった。
http://otokozawat.seesaa.net/article/477911993.html
日本の個人的にチェーンスパイクを使う場面や、イワナを薫製にするシーンは大変勉強になりました。
この夏南アルプスで面白い縦走をやられており、その内容がYouTubeで五編に渡り紹介されておりました。これがまた最高に面白い!
【服部文祥の楽園山旅 南アルプス編】
其の1
https://t.co/DbnxVpyMQc?amp=1
其の2
https://youtu.be/7FqChNqE7p4
其の3
https://youtu.be/dGt59AWgazo
其の4
https://youtu.be/l67oqtHds5w
其の5
https://youtu.be/7JIZecmkh7E
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