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やはり、岩手山に登らなければ夏山が始まりません。
昨日、ようやく時間ができたので、岩手山に行くというと、
岩手山を嫌っていた、いつもの同行者が岩手山に挑戦したいというので、
同行者の初岩手山登山を兼ねた山行となりました。
計画では、最短の柳沢コースを選択して出発は午前6時、下山は午後3時、全行程9時間で想定しました。
集合時間は予定どおりでしたが、同行者が朝食を食べてないというので、シャリバテになっては大変と思い、
近くのコンビに立ち寄り、結局、馬返し登山口から出発したのが1時間遅れの午前7時。
最初の一合目まで1時間かかり、「まだ一合目か」と同行者は驚きの表情です。
近くにいた大阪の女性グループが「まだ1合目や、1時間掛かったんから登るんに10時間も掛かるんかいな」
としゃべっているのが、すごくおかしく感じられます。
確かに始めて岩手山に登った時、一合目までの長さに驚いたものです。
4合目からは旧道に切替えたのですが、五合目あたりで「このコースは無理だ」と同行者から泣きが入ったので、
少し下って新道へのアクセス道を探したのですが発見できず、仕方なく頑張って七合目分岐まで登ってもらいました。
そして、「八合目避難小屋までは水平移動だから大丈夫」と励まし、八合目避難小屋に到着したのですが、
小屋の入り口で、同行者が登山靴を脱ごうとした瞬間に足をつってしまい、苦悶の表情です。
このアクシデントがあり、避難小屋で休憩して登頂を断念するよう薦めたのですが
「ここまで来たのだから」と諦めきれない様子。
ならば、ということで十分休憩してから薬を服用してもらい、不動平、お鉢までのザレ場と進み、
最後の登りを凌いで、見事、同行者の岩手山初登頂となりました。
山頂はガスと風で全く眺望がなくて残念でしたが、いい思い出になりました。
ただ、それと引き換えに下山はバテバテ状態。
同行者から下山は新道にして欲しいと要請されたので、旧道を下る予定を変更して新道を下りましたが、
ザレているので全くピッチが上がらず、かえって同行者の体力を奪ってしまい、旧道にすべきだったと後悔しました。
一合目まで下山した時には同行者の疲労がピークに達し、「地獄の山行だ」との言葉が。
登山口に着いてみれば午後5時20分、全行程10時間20分の記録。
当然、自分の岩手山山行記録ではワースト1の結果です。
脳裏には、大阪から来た女性グループの「10時間も掛かるんかいな」の言葉が。
「わてら、こんなに掛かりましたんや」の状況でしたが、これで同行者も岩手山登頂者の仲間入り。
山頂は残念でしたが、昨日は記念すべきとてもいい山行となりました。
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