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憧れの双耳峰、雁戸山に登りました。
早朝から笹谷峠に向うと、峠に近づくにつれて雨が降り始めました。
さらに、道路の電光掲示板には、笹谷峠は土砂崩れで全面通行止めの表示が。
これはダブルパンチの状態です。
これで「今日の雁戸山はダメか」と思いましたが、どうしても諦め切れず、
雨雲の移動予想を調べると、蔵王の辺りを次々と雨雲が通過していくようです。
そこでコースを笹雁新道に変更し、雨雲の通過を待って登り始めることにしました。
雨が小降りになったので沢沿いの登山道を進むと、台風のせいか登山道が崩れているところがあります。
砂防ダムから上はブナ林になり、黄色く彩られてとても綺麗で、西和賀の山を思い出します。
ブナ林からカラマツ林になり、最初のピークを登るころには雨が一旦止み、
登りながら後ろを振り向くと、神室岳の方向に虹が掛かり、ご褒美のような光景が現れていました。
灌木帯に入るとまた雨が降り始め、風も強くなりましたが、午後から天候が回復すると信じ、迷わず先に進みます。
ようやく西茶畑に着いて、正面の雁戸山を見て一瞬愕然としました。
それは、斜面に真っすぐ付けられた登山道が、もの凄い斜度のように見えたからです。
早速この斜面を登ってみると、雨が降ったせいか土のところが凄く滑り、足の置き場を考えて登らなければなりません。
ふと斜面を登りながら脇を見ると、笹谷峠の方から登山者が来るのが見えます。
笹谷峠は全面通行止めなのに、これは不思議なことです。
急登も斜面の肩で終わり、山頂に到達するころには天気が回復してガスが晴れ、
神室岳や大東岳が見渡せる、とてもいい眺めを楽しむことができました。
山頂で昼食を食べていると、先ほど見た登山グループが到着したので聞いてみると、
高速道路を利用して関沢から来れば、笹谷峠にアクセスできるとのことです。
これを聞いて、「このことを早く知っていれば」と非常にガッカリしました。
昼食を食べ終わって下山に入り、南雁戸山分岐で時計を見ると12時、南雁戸山に登るか非常に迷います。
もし、雨が降らず7時出発であれば、迷わず南雁戸山に登ったのですが、
明日からの仕事と帰る時間のことを考えて南雁戸山に登るのは諦め、下山することにしました。
下山してみれば午後2時10分、南雁戸山に登れた気がしましたが、この時期では丁度いい時間だったと思います。
雁戸山のことを「ガン、ガン、雁戸山」と勝手に呼んでいましたが、何かそんな感じがする山でした。
今回は片方の耳しか登れませんでしたが、次回は両方の耳に登りたいと思います。
久しぶりの宮城の山でしたが、やはり楽しいとてもいい山行となりました。
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