|
|
|
久しぶりに「岩手の山150」を見て、花巻の草井山と江釣子森山に登ってみることにしました。
最初の草井山ですが、人に話をすると「くさい山」としか伝わらず、どうも変な山にしか思われません。
最初に登山口を捜すため、麓の林道を進もうとしたのですが、雪と悪路のため、普通車ではスタックの危険性を感じ、
舗装道路が切れたところに車を止めて出発しました。
地形図では、高圧線の巡視路を進めば山頂付近まで行けるようですが、山頂近くは登山道がないようです。
麓の林道を進むと高圧線の巡視路を発見し、そのまま巡視路を登って山頂の近くに達したのですが、
地形図どおり山頂に向う明確な登山道はなく、山林の中を枝を払いながら山頂方向に前進となりました。
山頂直下はかなりの急坂で、緩そうな東の尾根に取り付いて登ろうとしたのですが、
途中まで登って稜線を見ると藪が濃いようなので断念し、今度は北側に移動して、
稜線までの距離が短そうな斜面を選んで無理矢理登って稜線に取り付き、少し進んで山頂に到着しました。
標高が低いとはいえ意外に登頂に手間取りましたが、これもまた藪山の楽しみです。
次は隣の江釣子森山です。
こちらは登山道がありましたが、藪もスカスカなので、登山道とは関係なく尾根に登って稜線伝いで山頂を目指しました。
途中から、正規の登山道に合流して山頂に到着しましたが、こちらの山も山頂直下は雪も着かない急登でした。
最初の草井山と違い、やはり登山道があるということは、本当にありがたい事です。
「道のありがたみを知っているものは、道のないところを歩いたものだけだ」。
登山道がない里山を歩くと、いつもこの言葉が頭に浮かんできます。
どちらの山も山頂での展望はありませんでしたが、山頂に立つと「登った」という気分にしてくれます。
この時期、地形図を見ながらマイナーな里山を歩くと、
「小さな冒険」をしている感じがして、意外にいい山行となりました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する