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この山には登山道がありませんが、林業の作業道を利用して登れるみたいです。
最初にNTTの電波塔近くに車を停め、伐採地まで作業道を歩き、途中から分岐して空雲山に伸びる林道に入りました。
作業道に登山道入口の道標はなく、登山道なのかよく分かりませんでしたが、まずは進んでみることにしました。
さすがに県北の山、積雪が膝まであるので、ここでワカンを付けました。
726メートルピークから少し進むと作業道は行き止まり、その先は笹薮が斜面を覆っていました。
楽勝かと思われた作業道は、残念ながらこれ以上先に進めそうにありません。
そこで地形図を見ながら上を見上げると、登れそうな斜面が見つかり、尾根から山頂を目指すことにしました。
帰りに備えてピンクテープを付けて斜面を登ると、稜線の一部に笹薮がありましたが、巻けば何とかなりそうです。
ワカンを付けて低木を掻き分け、笹薮を巻いて進むと作業道に突き当りました。
この作業道を進みながら振り返ると、確かに岩手山と姫神山が仲良く並んで見えます。
しかもその見える角度が絶妙で、その風景を見ると足が止まってしまいます。
空雲山の山頂が見えてくると、西側の斜面は植林作業が終わり、ハゲ山に少し樹木が生えた状態でこれには驚きました。
歩いてきた作業道は、どうも水平方向に移動しているだけで、山頂に登る道が現れてきません。
これでは駄目だと思い、丁度、ハゲ山に残った樹木が見えたので、これを目標にして直登してみることにしました。
早速、ワカンを外して山頂直下の斜面に入ると股下まで踏み抜くほどの積雪で、ワカンを外したことを後悔しました。
雪を漕いで斜面斜面を進むと、この状況で山頂に到達できるか不安になってきましたが、
幸い、途中で作業道に突き当り、この作業道を進んで登頂することができました。
この山は、今は樹木が低いので姫神山と岩手山が仲良く並んで見えますが、その内この風景は見れなくなる気がします。
その意味からすれば、空雲山は今が旬の山だと思います。
仲良く並んだ2座を見ると、仲直りした岩手山と姫神山のような風景で、この山に登って良かったと感じました。
さらに、小柄な姫神山が岩手山と同じくらいの大きさに見えるのも不思議です。
やはり苦労して登ると、感動も大きく感じられ、昨日はとてもいい山行となりました。
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