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さらに、新聞には「鉛スキー場営業終了」の記事です。
となれば、前回スキー場が営業していて登れなかった駒頭山に挑戦する日の到来です。
元山岳部OBの方によれば、夏場は藪が濃すぎて敗退したとの話でした。
この話を聞いて、登れない山だと思い、新・岩手20名山の中で唯一登山対象から外した山でした。
しかし、冬場の残雪期であれば登れるようなので残雪期になるのを待っていました。
今日はようやく条件が揃ったので、即決でこの山行を決定しました。
営業が終了した鉛温泉スキー場のゲレンデを登り、第三リフトから登山道に入ると、
話とは違って意外に登山道が分かります。
山頂までは尾根沿いに三つのピークを越えるのですが、意外にそれぞれのピークがはっきりしています。
最初は気楽な稜線歩きと思っていましたが、結構、アップダウンのあるコースです。
雨量観測所跡のピークを過ぎると、見事なブナが多くなり、
宮澤賢治の「なめとこ山の熊」のモチーフになった山らしいのですが、このブナ林を見ると確かにそんな気がします。
山頂手前の865メートルピークから先はブナが密生し、夏場はGPSがないと方向を間違えそうなところです。
このブナ林を抜けると大きな雪庇が山頂まで続き、シュカブラの上を歩いて振り返ると、
密生したブナ林の遠くに岩手山が見え、山頂は樹木で何も見えないと思っていましたが、予想しなかった風景です。
残念ながら雪庇に埋もれ、山頂では山頂標識も三角点も見れませんでした。
念願の新・岩手の20名山完登の山頂だっただけに、これは非常に残念でした。
今日は久しぶりの長丁場でしたが、諦めていた山頂に立て、とてもいい山行となりました。
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