当初、阿部館山を考えたのですが、残業続きでハードな山行をする気が湧かず、青松葉山に変更しました。
登ってみると、オシラビソの林と青空が良くマッチして、とてもいい山です。
残雪の方も、丁度薮を隠すくらい雪が積もり、雪質も締まって山頂まで「つぼ足」で登れました。
山頂の付近で男性二人組の登山者をお見受けしたのですが、
一人の方はキスリング型のザックにキャンパス地のゲイターと、年季が入ったスタイルをしています。
このスタイルに興味が湧いて山頂で声を掛けると、キスリング型のザックの方は70代、連れの方は60代の方でした。
珍しいのでキスリング型のザックを眺めていると、アルペンローズ山岳会のワッペンに気付きました。
アルペンローズ山岳会は、紫波三山縦走コースにナンバープレートを設置した山岳会です。
近年は活動していないと聞いていたので、消滅した山岳会だと思っていました。
聞くと、お二人はアルペンローズ山岳会の方で、若い人達が今も活動を続けているとのことでした。
初代会長は80代でも登山を続けられ、最近、長野の山で消息を絶ったとのことでした。
初代会長が80代で登山をしていたことは驚きですが、アルペンローズ会員に出会ったのも驚きです。
お二人は山に来て何か楽しそうで、山が好きなのが伝わってきます。
下山時は気温が上がって時々雪面を踏み抜きますが、穴の下に旺盛な笹薮が見え、残雪期限定の理由が分かります。
残雪期限定の山は、その季節がきた時だけ人が山に入るのを許す、そんな気がします。
今日は会ってみたかった山岳会の方にお会いできて、とてもいい山行となりました。
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