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先週の青松葉山に登った際に、雪質や登山口となるノロメキ沢を確認し事前準備はバッチリです。
しかし先週よりも雪融けも進み、阿部館山の雪の状態が心配です。
もしも残雪が融けて笹薮が起きているようなら、今日の山行は中止にしようと思い出発しました。
心配しながらノロメキ沢に向う県道を進むと、意外に残雪は残っており「まだ冬が残っていた」と思い安心しました。
早速、放牧地の斜面から山に入り、最初の1,261メートルピークを目指しました。
このピークは地形図には名前がありませんが、山行記録では、「獅子ケ沢ノ頭」という藪山プレートがあるようです。
しかしこのピークに到着すると、どこにも藪山プレートが見あたりません。
もしかすると、字が間違っているとの指摘があったので、取り外したのかもしれません。
そこから次の1,222メートルを目指しますが、ここはピークを目指さず、斜面を巻いて阿部館山を目指します。
阿部館山は阿部貞任の城があったという伝説の山ですが、山頂に登ってみると、確かに城跡の雰囲気がします。
山頂から振り返ると、正面に早池峰山が綺麗に見え、
早池峰山にも安倍貞任の伝説があるのでこの風景、何か意味深な感じがします。
雪の早池峰山を見ながら昼食を食べ、それから下山に入りましたが、「獅子ケ沢ノ頭」の藪山プレート気になり、
もう一度1,261メートルピークに登ってプレートを探してみましたが、やはりプレートはありませんでした。
行程の長い山でしたが、城跡のような不思議な山頂、そこから見える早池峰山などの山々、登って損はない山だと思います。
季節限定の山は、残雪の時期だけ笹薮が「どうぞ」と頭を下げて登山者を通してくれる、そんな気がします。
特に登山道のない山に登ると山行の楽しさが倍増し、とてもいい山行となりました。
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