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日帰りなので朝の5時に出発し、月山リフト駐車場に到着したのは午前9時30分でした。
「天くら」がA判定だったので、この日を選んだのですが、山々にガスが掛かり天候は今いちの感じです。
長者原サービスエリアで朝食を取っている時、山形道通行止め解除の放送が入り、山形は昨日激しい雨だったようです。
雨降りの次の日なので、当然ガスが発生すると思っていましたが、やはり予想は的中しました。
それでも登らない訳には行かないので協力金を払い、登りはリフトを使って、姥ケ岳休憩所から出発しました。
既に花の最盛期も終わったようで、姥ケ岳の山頂は草もみじ、もう秋の景色になっていました。
最初に姥ケ岳に登り牛首を目指すとガスが濃くなり、せっかくの景色が見えません。
おまけに雨も降り始め、とてもA判定とは思えない天候です。
雨の方は通り雨だったようで牛首を過ぎると止みましたが、山頂はガスに覆われ、下界が全く見えませんでした。
ガッカリして昼食にしようとザックを開くと、何と車に昼食を置いて来たことに気付きました。
雨でレインウェアーをザックから出した時、何かザックの中身が少ないと感じたのですが、やってしまったようです。
月山でシャリバテになっては笑い話になると、これには一瞬蒼くなってしまいました。
ここで覚悟を決め、行動食の柿の種を食べながらの下山を決意した瞬間、発電機の音が気になりました。
この発電機の音を聞き、避難小屋と思って通り過ぎた月山頂上小屋が、
もしかすると営業小屋かもしれないと思い、中に入ってみました。
すると店主の女性が出て来て、蕎麦とカレーライスが食べれるとのことです。
これは天の助けとばかりにカレーライスを注文し、正に「仏のカレー」だと思いながら食べました。
これで元気が回復し、当初計画どおり徒歩で登山道を下山して月山を満喫できました。
まさかこんな状況で、カレーライスを山頂で食べれるとは思っていませんでした。
正に地獄に蜘蛛の糸、「仏のカレー」でした。
月山での「仏のカレー」、昨日はいい思い出となったとてもいい山行となりました。
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