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何か寂しい感じがして山に浸りたい気持ちになり、昨日は神室山に登ってみました。
神室山は豪雪で削られた急峻な山容が素晴らしく、前から登ってみたいと思っていた山です。
何より山が深くて山に浸れそうな予感がしたので、昨日は迷わずこの山に登ることにしました。
林道を役内口に向うと鳥居があり、この山が信仰の山であることを知らせてくれます。
奥で治山ダムを建設しているためか林道は意外に荒れておらず、普通車で奥までアクセスできました。
紅葉は山頂から里に降り、黄色く色づいたブナ林と渓流の音を聞きながら進むと、山に浸っている感じがします。
三十三尋ノ滝に着くと、丁度、滝の上部から日が差し込んで、とても神々しく感じます。
さらに不動明王の祠を拝んで進むと、今度は凄い急登になり「胸突八丁坂」命名されていて、これは笑ってしまいました。
この後も急登は続き、やっと御田の神があるミヤマ平で視界が開けましたが、笹帯はうっすら雪景色になっています。
よく見ると先行した登山者の足跡を追うように、雪面には新しい熊らしき足跡がありまます。
まだ熊が活動しているのかと思い、周囲に気をつけながらミヤマ平を通過し、
「窓くぐり」と書かれた尾根を越えると、目の前に神室山が姿を現しました。
山頂に到着して周りの山々を見見渡すと、険しい登山道だったせいか「山に登った」という気分が湧いてきます。
周りの山々の急峻な尾根を見ると、「みちのくの小アルプス」と呼ばれる理由が分かります。
前神室山にも行きたいと思い、下山はパノラマコースを選びましたが、前神室山まで稜線を進む大展望のコースでした。
有屋口分岐を過ぎると雪面から登山者の足跡がなくなり、この先を今日歩くのは、自分が最初のようです。
前神室山を過ぎるとアップダウンとなり、途中に急坂がいくつかあり、
特に第一ピークから登山口まで続く長い急坂は下るのも一苦労で、このコースを登りに使わなくて良かったと思いました。
昨日は待ちに待った晴天と、思ったとおりのいい山で、十分山に浸ることができたとてもいい山行となりました。
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