今まで色々な山に付き合ってくれた旧愛車も走行距離が既に20万キロ達し。
岩手20名山、分県ガイド第2版60座、そして岩手の山150と、
県内と県外の山にも、本当に良く活躍してくれた愛車です。
今度の愛車も、納車されたその日から山行に付き合ってもらいます。
今回の御大堂山は、地形図で見ると傾斜がなだらかで、簡単に登れそうな山に見えます。
しかし話では、藪が濃密で登頂に苦労すると聞いていました。
アクセスする県道の冬季ゲートは、11月22日に閉鎖されるのですが、
この時期であれば笹薮もいくらかましになっているかと思い、時期を待っての挑戦です。
ふるさと林道を走り、麓の放牧地から登り始め、突き当りの笹薮を迂回して進むと、
牧柵跡の土塁があり、その上を歩いて行くと丁度、盛岡市と宮古市の境界の屈曲部に到着しました。
山行記録にあったように、笹薮の中にある土塁がかろうじて歩ける程度で、脇の方は背丈以上の笹薮に阻まれ、
とても歩けそうにありません。
さらに屈曲部で土塁がなくなり、ここから先は、山頂まで背丈以上の笹薮を漕ぐことになりそうで、
期待した晩秋だから笹薮が薄くなる、というわけには行きそうにありませんでした。
地形図を見ると、境界の屈曲部から山頂までは距離的にそんなに遠くなく、
丁度、並んだ木に沿って進めば山頂に到達できそうな気がします。
早速、コンパスで方向を定めて笹薮に突入してみると、笹がしなって進むのが意外に大変です。
さらに、掻き分けた笹が元に戻って囲まれてしまい、コンパスだけを頼りに進むのは、非常に心細い感じがします。
今日の日の入りは午後4時20分ころ、運良く笹薮を抜けて山頂に到達できても、果たして日没前に戻れるのか。
ふとそんな不安が心によぎり、既に時間は午後2時20分。
もしも、往復に1時間も掛かるようでは危ないと思い、二本目の木から少し進んだところで引き返しました。
御大堂山の藪は凄いと聞いていましたが、頭上の風景がほとんど見えない藪山に、恐怖を感じました。
残念ながら新愛車との初登山は敗退となりましたが、藪山の原点を見たような気がして、これもいい経験でした。
来週も時間があればこの山に、再度挑戦したいと思います。
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