登山のリスクにコロナのリスクと油断できない状況となりました。
来週は師走で山行ができないと思い、遠征して宮城の蛤山に登りました。
この「蛤山」という山名が印象に残り、ハマグリ山と呼ばず個人的に「グリ山」と呼んでいました。
高速道路で宮城に向う途中、長者ケ原の辺りで、渡り鳥が次々に飛んで行くのが見え、
季節がどんどん冬に向っている感じがします。
白石インターを下りて登山口がある南蔵王青少年旅行村に向うと、不忘山の山頂は雪景色。
けれども麓の方は、まだ晩秋といった感じの風景で、蛤山の山中も晩秋の風景でした。
雪のある岩手仕様の服装だとオーパースペックで熱いので、脱いだ服を背負って山頂を目指します。
先週登った奥中山の西岳は雪山で、今週は雪のない山に登ろうと思ったのですが、気温のことまで考えませんでした。
地形図のコースは普通の登山道ですが、地形図にない国体コースは結構急坂で、
岩場が少しあり、こちら側から登ると大変そうな印象を受けました。
国体コースは下山後、舗装道路を歩いて登山口まで戻るのですが、距離的に丁度いい感じでした。
午前中でグリ山登山が終了したので、近くの傾城森にも登ることにしました。
吊橋が掛かった登山口から見える山伏森は、観光名所といった感じの山容で、
悲恋伝説の説明板を読むと、何やら意味深な岩山みたいです。
吊橋を渡り少し山中に入ると、突然、鹿が前を横切り一瞬ビックリさせられました。
鹿は岩場に姿を消し、警戒音の鳴き声を発していますが、他に鹿の気配はありませんでした。
傾城森、山伏森の順に登り、傾城森から午前中に登った蛤山が見え、確かにハマグリの山容に見えました。
どちらの山頂にも祠がありましたが、悲恋の二人を哀れんだ祠なのか、元々山頂にあった祠なのは不明でした。
吊橋を渡った脇の方にも登山道らしきものがあり、旧登山道かと思ったのですが、これは待婢山への登山道で、
今は立ち入り禁止であることを後で知りました。
帰りは道の駅をサクッと見て、後は高速で岩手まで引き揚げましたが、
早くコロナが終息し、地元の温泉や仙台にも寄りたいものです。
しかし、ところが変わると季節も変わる、今日はそんな感じがした丁度良い山行となりました。
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