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ようやく天候の良い日が訪れ、今日は登れそうな感じです。
氷が張った錦秋湖の脇を走り、出発地点の志賀来スキー場に着くと、子供達がクロスカントリースキーをしていました。
もしやスキーコース内は歩けないのではと思い、係員と思われる男性に声を掛けてみると、大会は明日でした。
コース脇を歩いてもいいかと聞くと「どうぞ」と言われたので、まずは登れそうな雰囲気です。
早速、北側のコースの端をスノーシューで登り始めたのですが、さすがはスキーコース斜度が急です。
けれども登りながら振り返ると、急斜面から雪の和賀山塊が見え、とてもいい感じです。
途中から、圧雪車の跡が消えたゲレンデを登り、ゲレンデのピークに到着しました。
そこから雪庇伝いに山頂に向う斜面に取り付き、そこから先は地形図どおり山頂付近まで急斜面です。
数日前に降雪があったらしく、凍った雪の上にパウダースノーが積もっていますが、
下の雪は凍って締まっているのでスノーシューが深く沈まず、非常にありがたい雪の状態でした。
雪の量も多いので心配していた密集した藪もなく、急斜面ですが樹林帯をどんどん進み高度を稼ぎます。
山頂直下の開けた斜面に達し、そこから山頂までの雪庇を進むと雪の焼石岳が見え、これは予想しなかった眺望でした。
そして、降雪から誰も踏んでいない無垢の山頂に到達したのですが、山頂標識らしきものしなく、
仕方ないので三角点の位置にトレッキングポールを立てて山頂標識の代わりとして写真を撮って登頂の証としました。
下山は、急斜面のところはスノーシューを脱いでアイゼンを付けて下り、
「下りは南側がいいよ」と係員の男性からアドバイスをもらったので、言われたとおり南側の尾根を下ると、
確かに北側のゲレンデより緩やかな斜面でした。
下山してみれば、予想していたラッセルや濃密な藪もなく、いい時期に登れたと思っています。
誰にも踏まれていない無垢の山頂に立つと、低い山でも非常に達成感があってうれしいものです。
今日はそんな達成感があった、とてもいい山行でした。
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