|
|
|
この山は一応地形図上では登山道が書かれていますが、
夏場は藪がうるさくて大変そうなので、冬季登山を狙っていた山です。
ただ、この時期は林道が雪で閉ざされるので、どこまで車が入れるか心配です。
案の定、八年橋を渡り七内川の林道に向うと、最後の人家のところで除雪は終わり、
舗装道路末端まで行けるかと期待したのですが、やはり甘い考えでした。
林道は雪が積もっていますが、堅雪のため途中までは普通に歩くことができました。
砂防ダムまでは足跡がありましたが、そこから先は足跡が消え、いよいよ藪山突入です。
林道は一箇所渡渉し、橋を二つ渡って、北ノ又沢と高鼻沢の分岐を高鼻沢の方向に向かい、
三つ目の橋を渡って進むと、地形図上は登山道が川を渡って書かれていますが、現地に橋はありませんでした。
沢は水深がありそうで、丁度良く丸太が一本掛かっていますが、とても渡る気にはなりません。
もし落下すれば沢の両側は高い雪の壁で這い上がるのが難しく、落ち方が悪ければ大怪我をしそうです。
ここで渡渉点を探して30分近くタイムロスしましたが、何とか渡渉点を見つけ、対岸に渡りました。
ようやく四枚平山の取り付き尾根に到達しましたが、もしやここで敗退かと一瞬ヒヤリとする場面でした。
取り付きから急峻な尾根を登り、雪庇に気をつけながら稜線を進みますが、
789メートルピークで方向を間違えると、違う山に行ってしまうので注意が必要です。
さらに、四枚平山手前に偽ピークがあり、これを越えると本当の山頂でした。
山頂は、地形図どおり広場のように平らな地形で、ポツンと四枚平山のプレートがありました。
今回も誰も踏んでいない無垢の山頂で、やはりこれが藪山の楽しみと言ったところでしょうか。
冬の四枚平山は、林道歩きを含めるとロングコースですが、途中の稜線で良い景色も見れ、意外に楽しい山でした。
それに、やっぱりソロハイクの方が十分山を楽しめるような気がします。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する